頑張らなくていいことに「命=時間」を費やしている人たちに向けて、現代社会を生き抜くためのミニマム仕事術を伝えてくれる本があります。
本日紹介するのは、アーティスト育成と大自然への冒険をライフワークとし、ニュージーランドの湖で半自給自足の森の生活を営む四角大輔さんが書いた、こちらの書籍です。
四角大輔『人生やらなくていいリスト』(講談社プラスα文庫)
この本は、「人生はなんでもやれるが、すべてはできない」と説いて、仕事や生活で「あなただけの理想」を手にするために、「やらなくてもいいこと」「やってもいいこと」を、40個のポイントに分けて紹介している書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.表現
2.孤独
3.仲間
4.共創
5.仕事
6.信念
7.感性
8.挑戦
この本の冒頭で著者は、他人や社会から評価されるためではなく、「あなたらしい成功」を、誰かの理想ではなく「あなたにとっての理想の人生」を目指せばいい、と述べています。
そして次のように呼び掛けています。
◆ 周りの目や期待から自由になろう
◆ 常識という小さな檻から飛び出そう
◆ 基準がハッキリしない、無意味な人生の勝ち負けレースから脱出しよう
◆ 自分で自分を縛り付けるのはやめにしよう
本書では、「苦手」を捨てて「やりたいこと」に集中し、「好き」を極め、シンプルに生きるために大切な人生術を40個挙げていますが、とくに私が共感したものを以下に紹介します。
◆ できるだけ短くシンプルに話す
◆ ベストを尽くした者にだけ、時々ほほえんでくれる「運」という名の「何か大きな力」が存在する
◆ 人は誰もがアーティスト(自分らしさと役割に特化して生きる)
◆ 自分自身と向き合える「孤独な時間」を「アーティストタイム」と呼ぶ
◆ オフロード、つまり自分だけの道を進む
◆ 前向きな心の逃げ道(=ポジティブ・エスケープをつくる)
◆ 傷ついた数だけ、その人のオリジナリティは深まり、それが強みとなる
◆ 小さい頃から二になっていたこと、心地いいと感じていた状態が「ルーツ・リスト」
◆ 仕事がうまくいくようになった直後こそが、いちばんの勝負どき
◆ すぐに結果が出なくてもあきらめず、「理想のイメージ」を願い続け、そこに向かって「小さな努力」をコツコツ重ねられるシンプルな生き方をする
◆ 人は1年でやれることを過大評価するが、10年でやれることを過小評価しすぎる(by ドラッカー)
◆ 人は走れる距離を過大評価するが、歩いてたどりつける距離を過小評価し過ぎる(by 四角大輔)
◆ 土台である「根幹」は守り抜くが、「枝葉」は、状況に合わせて形を変え、ダイナミックに対応する
◆ ここにいる誰もが、その人にしかないオリジナリティをもっている
◆ すべての人に「アーティスト性」はある
この生き方は、ミニマリストしぶさんが、以下の本で提唱している「手ぶらで生きる」生活とも共通しています。
また、誰でもクリエイティブになれて、アーティスト性を覚醒させることができ、その手順は次のような4段階だ、と著者は説明しています。
1.頭ではなく心で「受け止める」
2.体に現れる現象を「感じとる」
3.頭に浮かんでくるアイデアを「拾う」
4.アイデアを他人に伝えるために「言語化する」
最後に著者の四角さんは、音楽プロデューサーとして数々のヒットを作り出した経験から、「100万人に届く歌は、誰かひとりのためにつくられたもの」だと述べています。
あなたも本書を読んで、現代社会を生き抜くためのミニマム仕事術を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を