「強みの発見は、自分が自分を認める機会にもなりますし、その強みを発信することによって、良い機会を得られるようになります。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、1979年生まれ、法政大学社会学部を卒業し、リフォーム会社に入社。500世帯以上の住まいと人生に関わった後、30代で初めて転職活動を経験、転職エージェントとして、「生き方」に「働き方」を重ねるための転職支援をスタートし、現在はジェミニキャリア株式会社 代表取締役CEOの山田実希憲さんが書いた、こちらの書籍です。
山田実希憲『いずれ転職したいので、今のうちに自分の強みの見つけ方を教えてください!』(ぱる出版)
この本は、変わり続ける時代だからこそ、読者が自分の中に変わらない個性を見つけ、活用していく場を探していく力になるために書かれた書です。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.生き方をつくっていく時代
2.強み・価値観とは?
3.強みを見つける
4.強みを伝える
この本の冒頭で著者は、人生100年時代の到来で、人が働く期間は会社の寿命よりも長くなっているため、働き方を選ぶ機会は確実に増えていく、と述べています。
本書の前半では、「生き方をつくっていく時代」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 会社寿命は短く、働く期間は長くなる
◆ 常に自分の働き方を見直し続け、経験や知識を学び磨き続けること
◆ 習慣がキャリアと人生をつくる
◆ 自分の価値観や考えを言葉にして発信することも、偶然の出会い、働き方を選ぶために大切な力
この本の中盤では、「強み・価値観とは?」および「強みを見つける」にをテーマとして、著者の考え方を紹介・解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 人との違い(特徴)が個性
◆ 個性は発揮する環境・タイミングが合えば強みになり、合わなければ弱みになる
◆ 自分が何を感じるかが個性
◆ 自己肯定感が高い状態こそ、自分を知る最高のタイミング
◆ 没頭している時間には、個性や強みを発揮していることが多い
◆ 自己肯定感が高く、「幸せ」な状態の時は、行動に結びつきやすい
◆ 価値観を見つける3つの方法(➀過去を振り返り自分自身に質問する、②リストに並んだキーワードから価値観を絞っていく、③他者から見える自分をフィードバックしてもらう)
◆ ストレングスファインダーで「才能」を発見する
◆ 才能を理解して、才能を最大化する行動をとれば強みになる
◆ ライフラインチャートと自己棚卸しシートで感情や点数をつけて強みを発見する
本書の後半では、「強みを伝える」ことについて説明しています。主なポイントは次の通り。
◆ あなた自身のプロフィールを他人に作成してもらう
◆ 自己開示をして他人目線とのギャップを知り、伝えたい相手を想定しながら、言葉日して発信することに価値がある
◆ これまでの習慣や決断が重なって今につながっているので、幼少期から現在に至るストーリーを語る
◆ プロフィールを作成することで、点と点だった1つ1つの出来事がストーリーとしてつながる
◆ 弱みが強みに変わる「リフレーミング」
◆ 強みや価値観はエピソードにすると伝わりやすい
◆ エピソードはSTAR(Situation:状況、Task:課題、Action:行動、Result:結果)で語る
◆ どの強みを伝えるかの選択は、相手があってこそ決まってくる
◆ 今までの仕事を因数分解(誰とどんな気持ちで)してみる
◆ 強みを発揮する場面の想像を助ける「ポータブルスキル」の活用
◆ 自分をコンテンツ化(役立つ情報や経験、貢献できる価値)する
◆ 自己プロデュース力を高め、アップデートし続ける
この本の締めくくりとして著者は、「キャリアは習慣であり、人生と同様に続いていくもの」と繰り返し述べています。
あなたも本書を読んで、理想を叶える「自分の強みの見つけ方・伝え方」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2681日目】