書評ブログ

『今まで生きづらかった人こそ「これから」うまくいく』

「これまでの人生で、生きづらさを感じたことはありませんでしたか?」と問いかけ、「社会に対してなにかしら折り合わない、自分には合わない、と感じていた人は、少しのチューニングで新しい時代に羽ばたける可能性を秘めていると感じます。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、1966年東京都生まれ、慶應義塾大学卒業後、大手損害保険会社勤務を経て、教員の道へ進むかたわら、慶應義塾大学大学院、東京大学研究所で学び、現在は学校法人武蔵野学院理事長、武蔵野学院大学学長・教授、武蔵野短期大学学長高橋暢雄さんが書いた、こちらの書籍です。

 

高橋暢雄『今まで生きづらかった人こそ「これから」うまくいく』(青春出版社)

 

 

この本は、生きづらさを感じていた人や自分を嫌っていた人にとって、自分と向き合うきっかけになり、より良い人生を生きるための新たな視点に気づいてもらえるために書かれた書です。

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

1.生きづらさを感じているあなたへ

2.200年に一度の大変革期 「うまくいく方法」が変わる

3.今まで生きづらかった人が生きやすくなる

4.風の時代の風のつかみ方

5.あなたなら、より高く飛べる

6,風の時代に何よりも大切なこと

 

 

この本の冒頭で著者は、「風の時代とはどういう時代で、何を大切にして、どんな心持ちや価値観を養って生きていくとよりスムーズに生きられるのか、もっとハッピーになれるのかについても、いくつかの角度から書かせていただいています。」と述べています。

 

 

本書の前半では、生きづらさを感じているあなたへ」および200年に一度の大変革期 うまくいく方法が変わる」について、次のポイントを説明しています。

 

◆ 木星と土星の動きにあわせて大きな社会的変化が起こる

◆ 世の中は、2020年~2219年の「風の時代」に変わった

◆「火・地・風・水」を一つの時代と考える

◆ これまでの「地の時代」のコンセプトや生き方は通用しなくなる

 

◆ 社会がどう変化しても自分らしく生きていく

◆ 科学と哲学は実は一つのもの

◆ 考え方のヒントは歴史に詰まっている

◆ これからの時代は、歴史・思想・哲学を知っていること

 

◆ 頭で考え、心で感じる、この二つを分けないことが大切

◆ 心と頭を連動させ、情報を遮断すること

◆ 風の時代、変化に乗った人は上昇気流に乗っていける

◆ 自由にゴールを設定し、そこへ向かっていける時代

 

◆ 風の時代には、外見より中味、内面が重要

◆ ストレスや我慢から解放された、常に機嫌のいい自分でいられる

◆ 取捨選択し、取り入れたものを自分流にアレンジして独創的なものにする

◆ 一生安泰な場所だけが安全圏ではない

 

 

この本の中盤では、「今まで生きづらかった人が生きやすくなる」について解説しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ 風の時代には競争しないほうがうまくいく

◆ 風の時代は幅をもたせた予測を立てて決めつけない

◆ 風の時代は自分軸を先手にし、他人軸を後手にする

◆ まずは世のため人のためを考え、次に自分のことを考える

 

◆ 先に自分から行動を起こすことが風の時代の成功哲学

◆ マインドセットが整っていれば、我慢は不要

◆ 本当の自由とは、選択肢をいろいろ列挙し、その中から選択すること

◆ まずマインドを整えると、いろいろなことが進みやすくなる時代

 

 

本書の後半では、「風の時代の風のつかみ方」「あなたなら、より高く飛べる」および風の時代に何よりも大切なこと」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ マインドセットとは、端的にいうと「心の置き所」のこと

◆「やり方」よりも「在り方」、在り方がずれていると成功しない

◆ AIが苦手とする領域の能力を伸ばしておく

◆ 引き寄せとは、実際に脳を機能させられれば、誰にでもできること

 

◆ 他人を許すより、自分を緩めよう

◆ 他人に恩をかけても、返してまらわないほうがいい

◆ 機嫌が良い状態を保持できれば、あなたの魅力は発揮されやすい

◆ 出来事はすべてニュートラル

 

◆ 決めつけすぎると流れが来ない

◆ 悩みは解決するより横に置く

◆ どんな事態になっても平気という、しなやかさを持つ

◆ 一番大切なことは、次の世代とのお付き合い

◆ 楽しみにして期待しない

 

◆ 未来だけでなく過去も変えられる

◆ 半歩でも立ちどまって心に新しいスペースを作ってみる

◆ 日頃から気分良く、機嫌良く過ごすことが風の時代を生きるポイント

◆ 人間本来の生き方をしていく時代になる

◆ 自分なりの工夫をしながら自分らしく生きる

 

 

この本の締めくくりとして著者は、「風の時代において何よりも大切なことは、ブレない自分軸で生きることだ」と述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、2020年から始まった「風の時代」のルールを知り、価値観が変わっていくこの世界を軽やかに生き抜いてみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2897日目】