書評ブログ

『不安を、ワクワクに変えよう。』

「不安でない人は『不安を感じていない』のではありません。不安よりも『ワクワク感を感じている』のです。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、1959年生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科卒業、博報堂に入社してCMプランナーとして活躍した後、1991年に独立して株式会社中谷彰宏事務所を設立、ビジネス書から恋愛エッセイ小説まで多岐にわたるジャンルで数多くのベストセラーを生み出している中谷彰宏さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

中谷彰宏『不安を、ワクワクに変えよう。』(自由国民社)

 

 

この本は、次の3人のために書かれました。

 

◆ 切り離されている感覚を、感じている人

◆ 嫌なことがあると、つい逃げてしまっている自分を変えたい人

◆ ワクワクを、手に入れたい人

 

 

本書は以下の7部構成にて、計61のメッセージから成っています。

 

1.プロローグ:ワクワクは、物語から生まれる。

2.不安を、ワクワクに変えよう。

3.うまくいかなくても、ワクワクしよう。

4.「人と違う」ということにワクワクしよう。

5.行動して不安をワクワクに変えよう。

6.不安から生まれるものを大切にしよう。

7.ワクワクは、近くにある。

 

 

この本の冒頭で著者は、「道端の花にメッセージがあり、1枚のチラシに物語がある」という直筆の言葉を寄せています。

 

 

そして、「事件は点としてあり、物語はいくつものつながりの中から生まれる」と対比して述べ、「人生においては、事件よりも物語を見つけていくことが大切なのです。」と提唱しています。

 

 

なぜなら、ワクワク感は物語から生まれるからです。

 

 

続いて本書の前半では、「不安をワクワク変える」ことおよび、「うまくいかなくてもワクワクする」ことについて説明しています。私が共感するメッセージは以下の通り。

 

◆ ショーウインドーに未来を見よう

◆「反復の中の変化」を楽しもう

◆ 自然は、大昔から、ソーシャルディスタンス

◆ 距離を置くことで、ありがたみに気づこう

 

◆ 天気に悩まず、種を蒔き続けよう

◆ うぬぼれより、自己肯定感を持つ

◆ みんなと違うことで、稼ぐ

◆ 忍耐力とは、「やってみよう」と思うことだ

 

 

この本の中盤では、「人と違うこと」および「行動して」ワクワクすることについて考察しています。主なメッセージは次の通り。

 

◆ 当事者意識になろう

◆ 考えることで、観察を始めよう

◆ 自己肯定感とは、「むしろよかった」と感じることだ

◆ 失敗を、自慢話にしよう

 

◆ 家事やトレーニングをすることで、幸福感が上がる

◆ 不安は、ヒマから生まれる

◆ することがない時こそ、勉強しよう

◆ 幸福になるより、幸福感を感じよう

 

 

本書の後半で著者は、「不安から生まれるものを大切にする」ことおよび、「ワクワクは近くにある」ことについて解説しています。私の印象に残ったメッセージは以下の通りです。

 

◆ 不安から、エネルギーが生まれる

◆ アイデアは、制約から生まれる

◆ 死を意識すると、時間の密度が濃くなる

◆ 書いて、自分のものにしよう

 

◆ ワクワクは、プロセスにある

◆ 時代遅れから個性が生まれる

◆ キャリアとは、仕事歴でも卒業校でもない。どれだけ勉強してきたかだ

◆ 学ぶことで価値に気づき、幸福感を感じよう

 

 

あなたもこの本を読んで、61のメッセージを噛みしめて、不安をワクワクに変えてみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2565日目】