リクルート出身で、日本で初の民間校長ということで話題になった元杉並区立和田中学校校長の藤原和博さんが書いた、仕事と人生に効く「よのなか科」流読書術が出版されました。
本日紹介するのは、藤原和博さんの推薦書50冊も掲載されている、こちらの新刊書です。
藤原和博『本を読む人だけが手にするもの』(日本実業出版社)
この本では冒頭に、1997年頃を境に、「20世紀の成長社会」が崩壊して、「21世紀の成熟社会」へ変化したことが述べられています。
「成長社会」では、「みんな一緒」という時代でしたが、21世紀の「成熟社会」では、「それぞれ一人」という時代に変化しています。
つまり、21世紀という時代は、それぞれ一人ひとりが自分自身の幸福論を編集し、自分オリジナルの幸福論を持たなければならない時代に突入しました。
「それぞれ一人ひとり」の幸福をつかむための軸となる教養は、自分で獲得しなければなりません。そのためには「読書」が欠かせないということです。
著者の藤原さんは、「人生の糧を得る手段として読書をする必要があり、教養を磨く必要がある」と述べています。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.成熟社会では本を読まない人は生き残れない
2.本を読むと、何が得か
3.読書とは「他人の脳のかけら」を自分の脳につなげること
4.読書は私の人生にこんなふうに役立った
5.正解のない時代を切り拓く読書
6.本嫌いの人でも読書習慣が身につく方法
そして巻末付録として、藤原和博の「これだけは読んでほしい」と思う本・50冊が紹介されています。
著者の藤原さんは、次のように予言しています。
「これから先の日本では、身分やお金による “ 階級社会 ” ではなく、「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」に二分される “ 階層社会 ” がやってくるだろう。」
とりわけ、読書によって身につく、「人生で大切な2つの力」について強調しています。以下の2つの力です。
1.集中力
2.バランス感覚
そして、読書によって、著者の脳をつなげて未来を予測することもできます。ビジネスの未来については、次の2冊を薦めています。
これら2冊は、アマゾンとグーグルという、世界をリードするIT企業の覇者が予測する未来を共有することができる書です。
そして本書の結論として、成長社会で必要とされた「正解」を当てるための「情報処理力」に代わって、21世紀の成熟社会では、「納得解」を作り出す「情報編集力」が重要になってくる、ということを提唱しています。
あなたも、「本を読む」人だけが手にする、さまざまな力を養って、人生を豊かに生きてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!