「従来、経済学者や社会学者が論じてきた資本主義の本質を、実務家の視点から嚙み砕き、ビジネスの現場に生かすことを目的としているという意味で、本書は稀有な存在である。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1980年生まれ、シカゴ大学経営大学院でMBAを取得後、ハーバード大学公共政策大学院に留学、三菱商事、マッキンゼー等を経て、バロック・インベストメンツ代表取締役、京都大学大学院博士(経営科学)の侍留啓介さんが書いた、こちらの書籍です。
侍留啓介『働かないおじさんは資本主義を生き延びる術を知っている』(光文社新書)
この本は、資本主義の現状と行く末を冷静に考察し、個々人として生き述べる術を考えるための処方箋を提示している書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.ハリボテの資本主義
2.キャリアアップという幻想
3.資本主義ゲームを生き抜くための処方箋
この本の冒頭で著者は、「私たち人間が生まれた瞬間から着々と死への歩みを進めているのと同様、資本主義も死に向かっている」と述べています。
本書の前半では、「ハリボテの資本主義」について以下のポイントを紹介しています。
◆ 資本主義が抱える最大の爆弾は株式会社と市場原理に内包されたバブル
◆ 資本主義は一度死んだがアメリカで復活
◆ アメリカは資本主義が生んだ人工国家
◆ 戦争が「コンサルティング」を生んだ
◆ 資本主義が宗教化する必然
この本の中盤では、「キャリアアップという幻想」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
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本書の後半では、「資本主義ゲームを生き抜くための処方箋」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
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では、今日もハッピーな1日を!【3705日目】