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『グレートリセット後の世界をどう生きるか:激変する金融、不動産市場』

「私たちは現在、既存の体制や価値観体系が崩壊し、新たな体制へと移行する歴史的な大転換期のまっただ中にいます。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、1967年東京都生まれ、不動産コンサルタント、さくら事務所会長、NPO法人日本ホームインベスターズ協会初代理事長長嶋修さんが書いた、こちらの書籍です。

 

長嶋修『グレートリセット後の世界をどう生きるか:激変する金融、不動産市場 』(小学館新書)

 

この本は、これから先の不動産・経済市場の未来、金融システムと社会の変化、投資と個人の成長、新しいコミュニティの価値など幅広く論じ、ある意味ここまでの著者の人生の集大成として、持てる知見のうち最も重要と思われるエッセンスを届けてくれる書です。

 

本書は以下の6部構成から成っています。

1.新築神話の終焉

2.激変する不動産の資産価値

3.専門家は肝心な時に間違える

4.現行金融システムの限界

5.金融リセット後の新しい世界

6.大変革期の資産戦略

 

この本の冒頭で著者は、「私たちは、大変化の時代を生きており、その変化を恐れることなく、むしろ楽しむことができる力を身につけることが求められています。」と述べています。

 

本書の前半では、「新築神話の終焉および「激変する不動産の資産価値」について以下のポイントを説明しています。

◆ 15:70:15の三極構造の法則は不動産市場にも当てはまる

◆ 魅力が減退した新築マンション(建築費高騰で狭く陳腐な設備で価格抑える)

◆ 進む街のコンパクト化

◆ 中古マンション価格上昇の理由は「立地」

◆ 不動産価値を左右する自治体経営力

 

この本の中盤では、「専門家は肝心な時に間違えるおよび「現行金融システムの限界」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 専門家は肝心な時に間違える、世の中の風潮も間違える

◆ 感情が先、理屈が後で、混乱期に飛ぶかう流言飛語

◆ この世はゴミ情報で溢れている

◆ 西洋から東洋へ、思いから軽い、マクロからミクロ、物質から精神へ

 

◆ ドルは下落し続けている

◆ 円とスイスフランが世界経済を支えている

◆ 台頭するBRICS経済圏、ドルはもはや覇権通貨ではない

◆ テキサス州では新ドルを準備、FRBからの解放

 

本書の後半では、「金融リセット後の新しい世界および「大変革期の資産戦略」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 台頭するAIとベーシックインカムの導入

◆ 食べるために働かなくてもよくなる社会に

◆ 活発になる地域の活動

◆ 不動産も株も15:70:15の三極化の構造で大化けの可能性も

◆「個性」「特性」を売る時代

 

◆ 所得形態は3つ:①ベーシックインカム、②ニーズをつかみ高額報酬、③資産収入

◆ 行動したものが成功するボーナスタイムに

◆ マイナス思考は脳のクセなので気にしない

◆ 人やコミュニティへの投資が重要

◆ 自分への投資と直観力を磨く

 

この本の締めくくりとして著者は、「これからさらに進行するであろう既存のあらゆるピラミッド構造の解体・溶解・消失。また既定路線と言ってよい金融リセット。そして同時期に重なる可能性が高い天災地変など。社会全体が不安や恐怖に見舞われ、人心が荒れるといった事態も予想されます。」「しかしそれは、(中略)来る新時代を迎えるために通り過ぎるべき冬であり、必ず春はやってきます。」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、グレートリセット後の世界をどう生きるかを考え、資産戦略を練っていきませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3537日目】