「月曜日を憂うつに感じるのは、心や意識が整っていないから」と説明している幸福学の本があります。
本日紹介するのは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の研究所研究員として幸福学を研究する前野マドカさんが書いた、こちらの書籍です。
前野マドカ『月曜日が楽しくなる幸せスイッチ』(ヴォイス)
この本は、幸福学に基づく、ある意味、「脳をだまして、意識や心、認識や思い込みを整えるための日常で使える手軽なスイッチ」を紹介している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.「やってみよう」力を高める幸せスイッチ
2.「ありがとう」力を高める幸せスイッチ
3.「なんとかなる」力を高める幸せスイッチ
4.「ありのままに」力を高める幸せスイッチ
5.さらに「ハッピー指数」力を高める幸せスイッチ
この本の冒頭で著者は、幸せには以下の2種類がある、と述べています。
◆ 追い求めないほうがいい幸せ-長続きしない 「地位財」(お金・モノ・地位など)
◆ 追い求めたほうがいい幸せ-長続きする 「非地位財」(安全・良好な環境・健康・自由・愛情など)
そして、お金は大事ですが、収入にこだわる人はいつまでも幸せになれない、と著者は言います。
著者の研究室での結論は、長続きする幸せを得るには、以下の「幸せの4つの力」を高めることだ、としています。
1.「やってみよう」力(自己実現と成長の因子)
2.「ありがとう」力(つながりと感謝の因子)
3.「何とかなる」力(前向きと楽観の因子)
4.「ありのままに」力(独立とあなたらしさの因子)
まず1番目の「やってみよう」力とは、夢や目標、やりがいを持ち、それを実現させようと自ら成長することです。
2番目の「ありがとう」力は、他者を喜ばせたり、支援すること。また、家族や友人たちなど人とのつながりを感じることです。
3番目の「何とかなる」力は、物ごとに対して常に楽観的でいること。自己肯定感が高いことです。
4番目の「ありのまま」力は、周りの人と比べず、自分らしく、あるがままでいることです。
本書の中盤以降には、それぞれの「幸せの力」について、高めるための幸せスイッチを紹介しています。主なものは次の通りです。
◆ 夢いっぱいスイッチ
◆ 結果より過程スイッチ
◆ 体験スイッチ
◆ マイルールスイッチ
◆ 信じるスイッチ
◆ 感謝スイッチ
◆ お願いスイッチ
◆ バラエティスイッチ
◆ 上を向いて歩こうスイッチ
◆ ヒーロースイッチ
◆ 自分大好きスイッチ
◆ 空想スイッチ
◆ 俯瞰スイッチ
◆ 適当スイッチ
◆ 満喫スイッチ
◆ 冒険スイッチ
◆ 外交官スイッチ
◆ 緑スイッチ
◆ 善意は拒まずスイッチ
◆ 絆スイッチ
この本の最後にて、著者は、「月曜日が待ち遠しく、早く出社したくてたまらない」会社があることを紹介しています。
その会社は、「幸せの4つの力」をバランスよく採り入れている会社、ということです。
あなたも本書の「幸せスイッチ」を活用して、企業だけでなく、学校をはじめ、「月曜日」が象徴する憂うつさを吹き飛ばすようなハッピーなコミュニティーを作っていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を