「2023年4月、フリーランス新法が成立し、フリーランスやパラレルワーカーがさらに働きやすく、活躍できる環境が整備されつつあります。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が監修した、こちらの日経MOOKです。
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会監修『フリーランス&副業で働く! 実践ガイド』(日経MOOK)
この本は、フリーランス&副業をめぐる実態と今後の展望を解説しているムック本です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.働きやすくなるフリーランス&パラレルワーカー
2.フリーランス&パラレルワーカーで仕事を続ける秘訣
3.必ず知っておきたい法律・確定申告の知識
4.快適に働く環境を確保する
5.企業×フリーランスがイノベーションを生む
本書の前半では、「働きやすくなるフリーランス&パラレルワーカー」について、以下の事例、ポイントを紹介・説明しています。
◆ 梅田悟司(コピーライター、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授)
◆ トミナガハルキ(デザイン事務所AMIX代表、デザイナー)
◆ 勅使河原真衣(組織開発コンサルタント)
◆ 松原 光(イラストレーター)
◆ 宮本恵理子(ライター・インタビュアー、編集者)
◆ フリーランスが押さえておきたい7つのポイント:①インボイス制度
◆ ②フリーランス新法制定、③セルフブランデイング&スキルアップ
◆ ④フリーランスの仕事交渉&獲得術、⑤社会保障・節税ポイント
◆ ⑥働き方も働く場所も自分のスタイルを探求、⑦働き続けるための備えと健康
◆ フリーランス&副業の実態:①独立系89%、②満足度アップ84%
◆ ③リモートワークで仕事増加62%、④キャリア&スキルアップは読書79%
◆ ⑤時間単価はコンサルティング系が高く、@6,000円以上
◆ ⑥登録エージェントは1~3で68%、人脈での仕事獲得がトップ
◆ ⑦収入あり生涯現役31%、収入なし生涯現役40%という志向
この本の中盤では、「フリーランス&パラレルワーカーで仕事を続ける秘訣」について次の事例を紹介・解説しています。
◆ Sさん(WEBエンジニア)
◆ 関口照輝(株式会社ハイライト代表、株式会社コルク 人事企画、烏森珈琲 店主)
◆ 石川絢子(akkipa株式会社 広報マネージャー、株式会社エリアノ アドバイザー)
◆松本寛子(フリーインストラクター、機能美カラダメソッド協会 代表理事)
◆ 中村龍太(サイボウズ執行役員、コラボワークス代表、自営農家)
そのほかに、木下紫乃さん、菅原健一さん、日比谷尚武さん、清水久美子さん、大滝昇平さん、中島一樹さん、石山恒貴さんのインタビューやコラムが掲載されていて、参考になります。
本書の後半では、「必ず知っておきたい法律・確定申告の知識」および「快適に働く環境を確保する」について解説しています。主なポイントは以下の通り。
◆ フリーランス新法の概要は、①取引の適正化、②就業環境の整備、③違反等への対応
◆ フリーランス特有のリスクに備える保険もある
◆ 税金の知識を正しく身につけて青色申告を
◆ 2023年10月スタートのインボイス制度は4つのポイントで考える
◆ 社会保険の基本を押さえて、iDeCo、小規模企業共済を上手に運用
◆ 大内伸哉(神戸大学大学院法学研究科教授)
◆ 柳谷智宣(ITライター)
◆ 児玉真悠子(日本ワーケーション協会公認コンシェルジュ)
◆ 大谷義夫(池袋大谷クリニック院長)
◆ 大江英樹(経済コラムニスト)
◆ 山本ゆり(料理コラムニスト)
◆ 田中友彩(サーバーエージェント フルスタックエンジニア)
このムック本で紹介しているフリーランスや副業をめぐる潮流、今後の展望については、拙著『定年ひとり起業』『定年ひとり起業マネー編』『定年ひとり起業生き方編』(いずれも自由国民社)で提唱している「トリプルキャリア」で生涯現役の働き方を目指す生き方と共通する部分が多く、深く感銘を受けました。
この本の巻末には、「企業×フリーランスがイノベーションを生む」をテーマに事例および高橋俊介(慶應義塾大学SFC研究所上席所員)のインタビューコラム掲載されています。
あなたもこのムック本を読んで、雇われない働き方とキャリア自立の最前線を知り、活躍し続けるフリーランスはどこが違うのかを学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3178日目】