書評ブログ

『70代、腸内細菌と筋肉で老いを超える』

「70歳の壁を超えるためには、筋肉を効果的につけることが重要なのです。」「腸内細菌をうまく活用する『菌トレ』をすることで筋肉をつける」と提唱している本があります。

 

本日紹介するのは、1971年栃木県生まれ、自治医科大学大学院医学研究科修了、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、医学博士、江田クリニック院長江田証さんが書いた、こちらの書籍です。

 

江田証『70代、腸内細菌と筋肉で老いを超える』(さくら舎)

 

この本は、いかに筋肉をつけるかというテーマについて解説し、「新しい筋トレ」、つまり腸の環境を整える「腸活」をすることで筋肉をつけようという本です。

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

1.筋肉量多いと健康力がアップ

2.筋肉が認知症も予防する

3.70代の老いを超える筋トレ・菌トレ

4.酪酸菌(腸内細菌)が長寿のもと

5.すべては腸と筋肉の連関につきる

 

この本の冒頭で著者は、「効果的な菌トレをすることで、エイヤッ!と軽々しく、70歳のハードルを越えていきましょう。」と述べています。

 

 

本書の前半では、「筋肉量多いと健康力がアップ」について、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 筋肉と腸は関係が深い「腸筋相関」

◆ 筋肉は、①平滑筋、②心筋、③骨格筋の3種類

◆ 筋肉の出すホルモン「マイオカイン」の健康効果

◆ 筋肉を増やすために温泉に行く

◆ テストステロンは筋肉で出て筋肉で合成

 

 

この本の中盤では、筋肉が認知症も予防する」および70代の老いを超える筋トレ・菌トレ」について解説しています。主なポイントは次の通り。

 

◆ 筋肉は老化の速度を決めている

◆ 筋肉量減少症の始まりは、大腿四頭筋の筋肉量低下

◆ 老化防止に重要な握力と歩く速さ

◆ 治療・予防は、筋トレ+タンパク質摂取

◆ 糖尿病は筋肉の病気

 

◆ 腸内細菌は人間の脳やストレスまでコントロール

◆ 動脈硬化になるかどうかも腸内細菌が決める

◆ 粗食でも元気な日本人

◆ 長寿・短命の差は、酪酸産生菌にあった!

 

 

本書の後半では、「酪酸菌(腸内細菌)が長寿のもと」およびすべては腸と筋肉の連関につきる」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。

 

酪酸菌が多い人は幸福である

◆ 酪酸が筋肉を増やす

◆ 豆や海藻は筋肉を増やす

◆ 海藻の驚くべきアンチエイジング力

 

 

あなたも本書を読んで、腸活・筋トレで若返りを目指していきませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3177日目】