「フリーランスの仕事を失う恐怖は会社員にはわからない」と述べて、著者が芸人になってからの「多くの失敗」と「ほんの少しの成功」を知識としてまとめた本があります。
本日紹介するのは、1985年神奈川県生まれ、大学卒業後、国税専門家採用試験を受けて東京国税局に入局、同局退職後に吉本興業の養成所SNCに入学して芸人になり、現在はフリーランスのような働き方をしながら、芸人、ファイナンシャルプランナーとして活動する、さんきゅう倉田さんが書いた、こちらの書籍です。
さんきゅう倉田『元国税芸人が教える!フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』(あさ出版)
この本は、フリーランスとして生きた行くために必要なことを「お金と税金」をテーマにまとめた書で、著者自身の集大成と言える本です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.フリーランスの仕事と報酬の現実
2.フリーランスが仕事の効率を上げる方法
3.駆け引き上手なフリーランスの行動経済学
4.危ない取引先への対処法
5.フリーランスのための確定申告と資産形成
この本の冒頭で著者は、「努力と成長がお金になって返ってくるのがフリーランスです。」「不安定を享受して、自由な時間とやりがいのある仕事で圧倒的報酬を得る。それがフリーランスなのです。」と述べています。
本書の前半では、「フリーランスの仕事と報酬の現実」について、以下のポイントを説明しています。
◆ フリーランスは、好きな時間に働きたいだけ働ける
◆ 能力が高くても、認知してもらわなければ仕事の依頼はない
◆ 楽しく働くフリーランスに仕事は集まる
◆ 仕事につながるお金の使い方を考える
この本の中盤では、「フリーランスが仕事の効率を上げる方法」および「駆け引き上手なフリーランスの行動経済学」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 自分の価値を把握して、時給を設定する
◆ スキルを見える化して、差別化を意識する
◆作業時間を短くして、単位時間当たりの単価を上げる
◆ 自分を過大評価する
◆ フリーランスは、謙虚さは必要だが、遜ると相手は侮る
◆ お金がある人は仕事がある人なので、依頼が増える
◆ 選択肢があることで、相手の満足度は変わる
◆ サンクコストに縛られない
本書の後半では、「危ない取引先への対処法」および「フリーランスのための確定申告と資産形成」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 口約束は信じず、契約書を交わす
◆ 自分を守る最終手段の下請法を知る
◆ 青色申告には特典がある
◆ 消費税を知り、インボイス制度に備える
◆ iDeCo と小規模企業共済のメリットを知る
この本の締めくくりとして著者は、「仕事が仕事を呼ぶ」という好きな言葉を紹介しています。
あなたも本書を読んで、フリーランスとして生きていくために絶対知っておきたい「お金と税金」について知り、実践していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3197日目】