「1つ実行するだけで、睡眠の質が良くなり、あなたの人生が大きく変わります。」と提唱している本があります。
本日紹介しているのは、作業療法士で作家の菅原洋平さんが書いた、こちらの書籍です。
菅原洋平『誰でもできる!「睡眠の法則」超活用法』(自由国民社)
この本は、作業療法士として、現状のなかでどんな行動をすれば生活が向上するかという、具体的な方法を提示する著者が、「睡眠の法則」を活用しやすくするテクニックを紹介している書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.わかりやすい睡眠のメカニズム
2.朝にしたいこと
3.昼にしたいこと
4.夕方にしたいこと
5.夜にしたいこと
6.不規則な生活でも成果が上がる!「睡眠の法則」超活用法
7.やりたかったことができるようになる!「脳を成長させる方法」
8.よくある問合せ27にバッチリ回答!菅原洋平の「スリープスクール」
本書の冒頭で著者は、「睡眠は休むためだけのものではありません。1日の反省をするのも、明日からの予定を立てるのも、睡眠が担うべき役割なのです。」と述べています。
そして本書では、ヒトは「暗くなったら眠る」、「疲れたら眠る」という仕組みなので、本来は眠る時間を考える必要はありません、と説明しています。
実は、眠る時間はその日の起きた時間によって決まるということで、通常は、成人では起床から16時間後、子どもでは14時間後に夜間の自然な眠気がくることが知られています。
また睡眠には、捨ててよい記憶を捨て、本当に反省すべき記憶だけを残すという働きがあります。したがって、朝起きると、頭がスッキリしてやるべきことが明確になっていた、ということが起きるのです。
本書では、睡眠の質を上げるホルモンとして、以下の3つを挙げています。
◆ 入眠から3時間以内に最大に分泌される「成長ホルモン」
◆ 入眠から3時間後に最大に分泌される「メラトニン」
◆ 起床3時間前から分泌され起床時に最大に分泌される「コルチゾール」
この3つのホルモンを適切なタイミングでたっぷり増やすことができれば良いのですが、3つとも別の因子で分泌量が増える仕組みになっています。
まず、「成長ホルモン」は、睡眠が深いほど分泌量が増え、次の因子が必要です。
◆ 運動
◆ 低血糖
◆ 絶食
◆ 心理的ストレス
◆ 睡眠
睡眠以外は、脳や体に適度な負荷がかかったときに生きる力が増幅する、という状態です。
次に、「メラトニン」は光によって分泌量が決まります。「朝は強い光を見てメラトニンをしっかり減らし、夜はなるべく暗くすることが大切です。」と著者は言います。
最後に、「コルチゾール」は起床時間によって分泌量が決まります。「コルチゾール」は、時間に依存する性質があり、起床時間を一定にすれば、「スッキリ」起きられる、ということです。
以上の「睡眠の原理」を念頭に置いて、本書では以下の「睡眠の法則」として「4-6-11の法則」を提唱しています。
「起床から4時間以内に光を見て、6時間後に目を閉じ、11時間後に姿勢を良くする」
さらに、就寝前に「起床時間を唱える」を加えれば完璧です。
詳細については、ここでは敢えて書きませんので、興味のある方はぜひ、本書をお読みください。
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では、今日もハッピーな1日を