「掘り出すものではなく、すでに陽のあたる道の真ん中にあるもの。それがコンセプトだ。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、1971年神奈川県生まれ、麻布十番レインボーロールスシ、丸の内プリーズオブトウキョウなどのレストラン開発を機に、コンセプトクリエーターとしての活動を開始し、現在は柴田陽子事務所・代表取締役の柴田陽子さんが書いた、こちらの書籍です。
柴田陽子『コンセプトライフ』(サンクチュアリ出版)
この本は、著者の柴田さんが学校を卒業して、社会で働きはじめてからコンセプトクリエーターと呼ばれるまでに経験し、感じてきたことを正直に書いたものです。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.Believe in Dreams
2.My First Concept in America
3.First Step
4.First Project
5.Starting at Zero Once More
6.Going to the Next Stage
7.Life is a Concept
この本の冒頭で著者は、“ Go for the Center ! ” 、すなわち「青い空と白い雲の下、太陽の光がそそぐ道のどまん中を、かわいく、かっこよく歩いていきたい。」と述べています。
この「道のまん中を歩く」というのが、著者の柴田陽子さんが掲げるコンセプトの中核です。
本書では、このあと著者が掲げるコンセプトが経歴の順に紹介されていますが、特に印象に残ったものを以下に紹介していきます。
◆ 夢を持とう。やりたいことを仕事にしよう。
◆ 最初にコンセプトがある。そしてめざしたいゴールの風景を思い描く。
◆ 思ったものはすぐに描いて、書いて、とにかく手を動かしたい。アイデアをかたちのするのは楽しい。
◆ よくできたストーリーは流れがきれいだ。
◆ わたしは、なんのために、ここにいるのか?
◆ 大きく、遠くに、向かっていこうぜ
◆ またゼロからか
◆ もうかる文化祭
この本の後半に、著者が独立して会社を作った時の経験や感じたことが記されています。
一体なんの会社かと聞かれたら、こう答える。
「コンセプトを作る会社」
「デザインアプローチとサービスアプローチ。このふたつを使って、わたしはブランドを作る人になる。」
そして、新しく作った会社「柴田陽子事務所」の会社のコンセプトは「真ん中を歩こう」
この潔さと、「わたしたちは、陽の当たる道の真ん中を、笑顔でたくましく歩き続ける」というまっすぐな姿勢に共感します。
このあと著者は、JOMOステーション、ロッテリア、日本交通、センチュリー21などのブランディングに携わり、数々の成果を上げていきます。
あなたも本書を読んで、著者が歩んできた「コンセプトライフ」を体感してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!