「2035年、日本の人口の半分は独身者で、少子高齢化より深刻な日本のソロ社会化が大きな問題になる」と警鐘を鳴らしている書があります。
本日紹介するのは、博報堂ソロ活動系男子研究プロジェクト・リーダーの荒川和久さんが書いた、こちらの新刊新書です。
荒川和久『超ソロ社会 「独身大国・日本」の衝撃』(PHP新書)
この本は、未婚化・非婚化に加え、離婚率の上昇や配偶者の死別による高齢単身者の増加など、確実に進行する日本のソロ社会化に焦点を当て、世界に先駆けて直面する課題と捉えて分析している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.増えるソロで生きる人たち
2.ソロで生きる人々を許さない社会
3.男たちは嫌婚になったのか
4.結婚してもソロに戻る人たち
5.ソロたちの消費
6.ソロ社会の未来
この本では、一般に言われている少子高齢化ではなく、生涯未婚率の上昇や、より深刻な生涯無子率の上昇を、深刻な問題として紹介しています。
さらに本書の中盤では、結婚のメリットもデメリットも金となっていることや、結婚に対する男女それぞれの意識も、結局は「金」である、と述べています。
また、結婚に対する男女の捉え方、結婚しても離婚してソロに戻る人、さらにソロたちの消費行動を紹介・分析しています。
そして本書の後半では、ソロ社会の未来を展望し、ソロ生活者と幸福について考察し、さらに家族についての分析も行っています。
本書の最後では、「20年後の未来、あなたは何をしていますか?」、「20年後の未来、日本はどうなっていると思いますか?」と問いかけています。
そこで、カナダの心理学者で精神科医のエリック・バーンさんの次の「有名な言葉」を、説明しています。
「他人と過去は、変えられないが、自分と未来は変えられる。」
あなたも本書を読んで、過去や他人にとらわれ過ぎず、自分と未来に焦点を当てて、ソロ社会の行く末について考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を