「世の中のビジネスパーソンは、みな時間と戦っています。」「時短で働くメリットは測り知れません。周りから『効率的な人』『生産性が高い人』と評価され、大切に扱ってもらえます。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、共立女子大学卒業後、三井海上火災保険株式会社(現・三井住友海上)に入社し、9年3カ月間の勤務を経て退職、様々な職業を経験した後、ビジネスコンサルタントとして独立、起業して、講師派遣型の社員研修を行う株式会社ヴィタミンを設立、現在は同社代表取締役、ビジネスコンサルタントの鈴木真理子さんが書いた、こちらの書籍です。
鈴木真理子『無駄ゼロ!自分時間が増える 超・時短ハック』(明日香出版社)
この本は、時間の長さと成果の大きさは必ずしも一致しないことを説明し、短期集中型で成果を上げる仕事術が身につくように工夫された書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.時短力が身につけば、毎日がもっと楽しくなる!
2.実行力を爆上げする段取りのハック
3.仕事を円滑に進める時間管理のハック
4.手戻りをなくすコミュニケーションのハック
5.一発OKをもらうメール・文書・資料作成のハック
6.仕事も人生も充実する生活習慣のハック
7.知的生産力を上げる勉強・自己投資のハック
この本の冒頭で著者は、時間のやりくりがうまくなるよう、次の3つのポイントをおさえるようにアドバイスしています。
◆ ムダに気づき、ムダをとことん省く
◆ 量をこなす必要がある仕事は、とにかくスピードアップする
◆ 質を求められる仕事は、時間をかけ、腰を据えて取り組む
本書の前半では、「時短力が身につけば、毎日がもっと楽しくなる!」ついて以下のポイントを説明しています。
◆ 働き方は「野球型」から定時内にしっかり仕事をこなす「サッカー型」へ
◆ 優先度の高い仕事に時間をかけて時給を上げる
◆ 計画を立ててから取り組むと仕事のスピードが上がる
◆ 時短力を身につければ仕事もプライベートも充実する
この本の中盤では、「実行力を爆上げする段取りのハック」「仕事を円滑に進める時間管理のハック」および「手戻りをなくすコミュニケーションのハック」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ デスクの上をスッキリさせる
◆ 仕事を「見える化」する
◆ 仕事は「80点主義」を目指す
◆ 仕事をする場所を変えて成果を上げる
◆ 仕事の優先度と緊急度を考えて優先度の高い仕事からやる
◆ 仕事より先にプライベートの予定を決める
◆ やりたくない仕事を先にやる
◆ 大きな仕事は小さな工程に分けると取り組みやすくなる
◆「PREP法」を使えば大事なことを先に伝えられる
◆ 仕事が3割進んだところで、依頼者に確認を取る
◆ オンライン会議を積極的に活用する
◆ 不得意なことは他人に頼む方がチームの利益になる
本書の後半では、「一発OKをもらうメール・文書・資料作成のハック」「仕事も人生も充実する生活習慣のハック」および「知的生産力を上げる勉強・自己投資のハック」ついて説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ ファイルは本文を書く前に添付する習慣をつける
◆ タイトルを見て内容を想像できるメールを送る
◆ メールに素早く返信するとお互いの心と時間に余裕が生まれる
◆「音声読み上げ機能」でチェックすると校正の質が上がる
◆ 仕事の服はコーディネートをパターン化する
◆ 持ち物は前日に用意する
◆ お気に入りの店なら時短につながる
◆ 日常的に自分をメンテナンスする
◆「やりたいことリスト」を作る
◆ 本を読む習慣をつければ良質なアウトプットができる
◆ 仕事を離れて学ぶ時間を作る
◆ 趣味の時間に仕事のヒントを見つける
この本の締めくくりとして著者は、「時短力を身につけると、より効率的に成果を出そうと考えるようになるので、スピードがどんどん加速します。PDCAサイクルを自分で回せるようになるのです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、無駄ゼロで自分時間が増える「超・時短ハック」を学び、実践して身につけていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3520日目】