「フランスの知性」、あるいは「ヨーロッパの知性」とも呼ばれ、歴代のフランス大統領の特別顧問を務めてきた経済学者のジャック・アタリさんが、初の自己啓発本を出版して注目を集めています。
本日紹介するのは、ジャック・アタリさんが書いた、こちらの最新刊書籍です。
ジャック・アタリ『ちゃぶ台返しのススメ 』（飛鳥新社）
この本は、これまで著書のジャック･アタリさんが手掛けてきた経済分析、哲学書、歴史書、文化論などと異なり、初の自己啓発書となっています。
本書は以下の６部構成から成っています。
１．「自分になる」こととは？
２．甘受する世界
３．新たなルネサンス
４．．「自分になる」ことについて考えた人々
５．．「自分になる」ための５つのステップ
６．今、ここで、．「自分になる」こと
歴代フランス大統領の特別補佐官を務め、多くの次世代人材を育ててきた著者の思いは、次のフレーズにすべてこめられています。
「あなたが誰かに支配されているのなら、今日からはあなた自身があなたを支配しよう」
「今日の世界は耐え難い。しかも今後ますます多くの人々が苦境に立たされることになりそうだ。」と著者は言います。
そうした中で、もはや誰かがどうにかしてくれるという段階ではなく、今こそわたしたち一人一人が自分で対処すべきときである、ということです。
こうした動きを本書では、「自分になる」と表現していて、「人生の舵を自分でとる」とも述べています。
私が提唱している言葉で言えば、「自分が主役の人生」、「人生の指揮権を手放さない」、ということで、全く同じコンセプト、考え方、人生観です。
本書の最後において著者は、運命を変えるための５つのステップとして、以下をの５つを挙げています。
１．疎外を認識する－人には限界がある
２．自分を大事にし、周囲からも大事にされる－人には尊重される権利がある
３．他者に何も期待しない－人はそもそも孤独な存在である
４．唯一性を自覚する－人は自分の人生しか生きられない
５．自分を見いだし、人生を選ぶ－すべての人が、見いだされるべき天才である
あなたも本書を読んで、「自分になる」ことの意味を捉えてみませんか。
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では、今日もハッピーな１日を
