書評ブログ

『自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』

「半分ほど読み進めたころには、あなたは自分がなぜ、人生という旅のなかで今の場所に立つことになったのか、今の自分が手にしているものを、なぜ手にすることになったのかを、理解できるようになっているだろう。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、ビジネスにおける人間関係を語る第一人者として、多くの著書を執筆する講演家作家アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズが書いた、こちらの書籍です。

 

 

アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ『自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』(サンマーク出版)

 

 

この本は、あなたが人生で心から望むことは何なのかをはっきりさせて、それを手に入れるための方法を伝えてくれます。

 

 

脳には、あなたが自分で思いどおりにプログラミングできるシステムがあり、これをうまく操作すれば、どこへでも行きたいところへ行けるようになる、と著者は述べています。

 

 

 

本書は以下の15部構成から成っています。

 

 

1.RASの秘密を知る

 

2.自分の望みをはっきりさせる

 

3.明確な目標を定める

 

4.期限を決めて計画を立てる

 

5.他人がどう思い、何をしようが、なんと言おうがやりぬく

 

 

6.自分の人生に責任を取る

 

7.目標を視覚化する

 

8.アファーメーションの威力

 

9.新しい習慣を身につける

 

10.数のゲームを楽しむ

 

 

11.ストレスに打ち勝つ

 

12.恐怖と不安を克服する

 

13.絶対にあきらめない

 

14.どん底から再出発する

 

15.おさらい

 

 

 

この本の冒頭で著者は、脳の仕組みRAS(Riticular Activating System=網様体賦活系)について解説しています。

 

 

RASとは、ほ乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、体の生命活動を維持する働きです。

 

 

RASがあるから、私たちはつねに眠ったり目覚めたり、呼吸したりできるし、心臓が一定のリズムで鼓動するのも行動する意欲や性欲が起こるのもRASのおかげだ、と著者は説明しています。

 

 

RAS脳の活動を支配するコントロールセンターで、脳の活動のスイッチを入れ、意欲をかき立てる役割があるのです。

 

 

脳には毎日、膨大な情報が送られますが、その99.9999パーセントは消えてなくなります。人は進化の過程でRASという仕組みを獲得し、すべての情報をふるいわけ、そのなかからいつでも自分にとって大事なものだけを拾い上げるツールとしました。

 

 

RASには「GPSシステム」が備わっていて、自分がどこへ行きたいのかがわかっていれば、あとはGPSが導いてくれますどうすれば行けるのかを考える必要はない、と著者は言います。

 

 

RASは、地対攻撃用ミサイルと同じように目標を目指します。私たちが信じることへの確信をますます深める情報だけを選び出してくる、ということです。

 

 

信じること、考えることの内容は問題ではありません。RASは、私たちが信じること、考えることだけに注意を集中し、信じると決めた道へ向かうための情報を集めて、それ以外の情報はすべて排除します。

 

 

RASがチャンスをもたらすようにしたいなら、求めるもの(望むもの)だけを見るようにプログラミングし直せばよいのです。

 

 

「望むこと」だけを考え、「望まないこと」を考えないようにすること、と著者は繰り返し述べています。

 

 

そういう意味で、ナポレオン・ヒルが『思考は現実化する』(きこ書房)の中で語った、次の有名な言葉は正しかった、と著者は説明しています。

 

 

「頭のなかで考えたことを、心から信じられるなら、人はそれがどんなことでも達成できる。」

 

 

 

本書ではまず、「何を」したいのかだけを考えることを勧めています。「どうすればできるか」は考えず、RASのGPSシステムに任せておけばいい、と著者は言います。

 

 

著者のアラン・ピーズ妻のバーバラ・ピーズは、「目標ノート」を作り、書き出しているそうです。

 

 

この「やりたいことリスト」紙に手書きで書いて、RASにプログラミングしておくと、絶大な効果が現れると言います。

 

 

何をしたいのか、何が欲しいのか、何になりたいのかが、はっきりわかると、RASはそれに関係する情報しか拾ってきません

 

 

つまり、目標を心に決めると、それに関係する情報が次々に目や耳に入り、くわしいことを知ることができるようになります。実に単純な方法ですが、実行する人はほとんどいない、と著者は指摘しています。

 

 

 

こうしてRASのプログラムが動き出せば、あとは次のことを実行していくだけで、「やりたいことリスト」に書いたものが次々に実現していく、ということです。

 

 

◆ 目標を、Aリスト(もっとも大事)、Bリスト(大事だが少し考える)、Cリスト(できたら達成したい)に分けて、細かいところまでくっきり描き出す

 

◆ 目標に期限を決める

 

◆ 他人が何と言おうがやり抜く(自分の人生の物語を書いているとき、他人にペンを持たせてはいけない)

 

◆ 自分の人生に責任を持つ、行動する

 

 

 

◆ 目標を視覚化し、鮮明にイメージする

 

◆ アファーメーションを利用する(肯定的な言葉にして出す)

 

◆ 毎日目標を立て、それを達成する習慣をつける、偉大な成功には失敗が不可欠

 

◆ 人生のどんなできごとにも「数字のセット」がある、それを見つけ出して集中して時間を使う

 

 

 

◆ ユーモアと笑いのセンスを持って生きると、健康状態がぐっとよくなり、ストレスから解放される

 

◆ 恐怖や不安を克服する「3つの方法」は、①休憩する、②現実的になる、③基本に戻る

 

◆ 勝者とは、決して失敗しない人ではない、決してあきらめない人だ

 

◆ いちばん暗い部屋には、往々にしてもっとも偉大な宝が隠されている

 

 

 

この本の最後には、著者夫妻がいかにベストセラーを出版し、一度どん底を味わった後に、復活を遂げて再度、ベストセラー作家になったかという体験が詳しく記されています。

 

 

とくに復活後の最初のヒット作となった、こちらの書籍は有名で、世界中で大反響を巻き起こし、日本でもたちまちベストセラーになりました。

 

 

 

この本で著者が繰り返し提唱しているRASにプログラミングすることは、「引き寄せの法則」を活用することであり、自動的に夢が叶っていく仕組みでもあります。

 

 

あなたも本書を読んで、「ブレイン・プログラミング」の絶大な効果を体験してみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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