「ブログだって、ただ記事を書いていればいいわけじゃない」「もうYouTubeだけでは稼げない」と指摘して、それなら、ブログとYouTubeをつなげちゃおう!と推奨している本があります。
本日紹介するのは、ブログの第一人者・染谷昌利さんと、動画の第一人者・木村博史さんの共著である、こちらの書籍です。
染谷昌利・木村博史『世界一やさしいブログ×YouTubeの教科書1年生』(ソーテック社)
この本は、「ただ闇雲に更新しているだけでは非効率」として、アクセスを増やすためのブログ運営術や、ファンを増やすための動画作成法など、さまざまな視点で人気ブログ運営者、人気YouTube配信者になるためのヒントを詰め込んだ書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.ブログとYouTubeで頭ひとつ抜き出よう!
2.ブログと広告収入の流れを学ぼう
3.YouTubeにチャレンジしよう
4.記事を書いて人気ブログを作ろう
5.動画をつくってみよう
6.いろいろな配信を活用してみよう
この本の冒頭で著者は、「情報発信において大切なことは、動画でも文章でも大きな違いはありません」と述べて、次のポイントを挙げています。
◆ 読者・視聴者の求める情報を的確に提供して、気づきや興味を持ってもらう
◆ その情報によって、悩みが解決できる
◆ あなたのファンになってもらう
そして「説明が分かりやすい」、「サービスのクオリティが高い」「運営者に信頼感がある」など、あたりまえに感じることをしっかりやっていくことが「情報発信の基礎」だということです。
また具体的な手順としては、以下の3つのポイントがある、と著者は述べています。
1.情報を継続的に発信する
2.読者・視聴者のメリットになるようなオリジナリティの高い内容を発信する
3.効果的に拡散する
さらに、Googleなどの検索エンジンは「良質なコンテンツが大好物」なので、まずは「良質なコンテンツ」が提供できるように心がけ、検索エンジンとSNSを使い分け、両輪をバランスよく回していくことで、効果的に発信する情報を拡散することが可能になります。
続いて、「動画を制すればブログは変わる」として、YouTubeの活用を著者は推奨しています。動画は「視覚に加えて聴覚にも訴えることができるコンテンツ」だからです。
そして、YouTubeで覚えておきたい基本的な考え方として、本書では以下の7点を挙げています。
◆ 簡単なのに難しく見えるからチャンスがある
◆「動画検索」と「関連動画」で新しい入り口をつくろう
◆ 大切なのは「チャンネル登録」してもらうこと
◆ 動画ではなく、運営に気合を入れよう
◆ 見やすいYouTubeチャンネルにしよう
◆ 買う前に欲しい情報を発信しよう
◆ 動画だから五感を伝えよう
また、YouTubeチャンネルの設定に関して、この本では次のような留意点を挙げています。
◆ チャンネルはいくつも運営できる
◆「ブランドアカウント」で運営しよう
◆ チャンネル認証をしよう
◆ チャンネルをカスタマイズしよう
◆「再生リスト機能」で動画を分かりやすく配置しよう
◆ チャンネル登録を促そう
実は「チャンネル登録」には以下のようなメリットがあり、ここが最も大切なポイントになります。
◆ 動画をアップすると「YouTubeチャンネル」にまとめられる
◆ 視聴者はコンテンツが気に入れば、探しやすいようにチャンネル登録する
◆ YouTubeからEメール、スマートフォンならポップアップ・メッセージで動画がアップされたことが視聴者に伝わる
◆ 視聴者はタイムリーに動画を視聴できる
◆ 自分の動画を繰り返し見てもらうことで、商品・サービスを購入してもらいやすくなる
本書の後半では、実際の動画の作り方や、ブログとの連動について解説されています。
この本では、「スマホで撮影してそのまま編集する」方式を推奨していて、以下の通り手順やポイントを解説しています。
◆ スマホで撮影してすぐに動画データを動かすことなく、スマホの中で市のまま編集
◆ お勧めのスマホ編集アプリは「VIvaVideo Pro」の有料版(400円)
◆ お勧めのパソコン編集ソフトは「Adobe Premiere Element2 2019」で複数の映像ラインが編集できる
◆ 撮影機材のポイントは、カメラ、照明、クロマキー、マイクなど
また、動画のストーリーや構図を考えることも大切で、効果的に伝えるための留意点は次の通りです。
◆ 動画の長さを何分にするか
◆ どこで何を伝えるか
◆ 画面を切り替えることを考える
◆ 伝えたいことを整理する
◆ 人が主役か、商品が主役か
◆ 背景を工夫する
◆ 五感に訴える撮り方を考える
この本の最後で著者は、YouTubeチャンネルの活用とブログとの連動について説明しています。ポイントは以下の通り。
◆ YouTubeが検索にかかるポイントは、YouTubeアップロード後の情報入力画面の①タイトル、②説明欄、③タグ
◆ TouTubeチャンネルにブログのリンクを貼る
◆ YouTubeチャンネルの認証をしたうえで、「カスタムサムネイル」を設定する
◆ 動画をブログに貼り付ける
さらに、YouTubeライブ、Facebookライブ、Zoomなどのライブ配信との連携により、視聴者との双方向のやり取りを著者は推奨しています。
あなたも本書を読んで、ブログとYouTubeチャンネルを連動させることによって、ビジネスを伸ばしていきませんか。
毎日1冊、ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
本書のYouTube動画紹介による実践編はこちらです。併せてご覧ください。
では、今日もハッピーな1日を!