「ムダなくスペースを使い切る “ 最小寸法 ” で設計すれば、自分のライフスタイルに合った “ 豊かなスペース ” が生まれる」と提唱して、中古マンションのリノベーションで業界No.1を誇るプロの技術を公開している本があります。
本日紹介するのは、一級建築士で、株式会社インテリックス取締役の滝川智庸さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
滝川智庸『「中古マンション」×「最小寸法」でかなえる 最高のリノベーション』(幻冬舎)
この本は、最高のリノベーション住宅を手に入れるための考え方やノウハウを余すところなく解説している書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.新築からリノベーションの時代へ
2.まず「リノベーションできるマンション」かどうか、見極める
3.「最高のリノベーション」とは?
4.やっぱり「施工」!
5.「アフターサービス保証」は付いているか?
6.やっぱり「どこに頼むのか」がカギを握る
7.リノベーション業界の先頭を走り続けて
この本の冒頭で著者は、本当に良いリノベーションは、機能性とデザイン性、そして安心と快適性を兼ね備えています、と述べています。
そして「オーダーメイドであつらえた洋服のように、美しく心地良くその人の暮らしに寄り添い、日々の生活のクオリティや満足度を上げてくれる。」と本書では解説しています。
つまり、最高のリノベーション住宅を手に入れれば、文字どおり人生が変わるのです。
マンション管理士でマンション総合コンサルタントの日下部理絵さんの著書『価値ある中古マンションを買いなさい!』(ダイヤモンド社)によれば、2016年には、中古マンションの成約戸数が新築マンションの供給戸数を抜き去るという「逆転現象」が起きている、ということです。
それだけ中古マンションを選び、リノベーションしたいと希望する人が増えているのです。(本書の第1章でも触れています。)
著者の滝川さんによれば、「中古マンション × リノベーション」の魅力は、次の3点です。
◆ 内装・インテリアの自由度が高い
◆ 既存建物から選べる
◆ 経済的なメリット
そしてそもそもリノベーションの定義は、リフォームとの違いでは、以下の通りとなります。
◆ リフォーム: 原状回復のための修繕、営繕不具合箇所への部分的な対処
◆ リノベーション: 機能・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した包括的な改修
著者が所属する株式会社インテリックスは、リノベーションの提唱者として、黎明期から市場を切り開き、業界トップの施工実績、技術を誇っています。
そして以下のような仕組みや業界での取り組みを続けてきています。
◆ 新築至上主義から中古住宅の活用へ
◆ 一般社団法人リノベーション協議会
◆ 適合リノベーション住宅
さらに「最高のリノベーション」のコンセプトについて、次のようなポイントを挙げています。
◆ 設計とは「寸法を決めること」
◆ 下見・現地調査で、とにかく「測る!」
◆ 建物のコンディションを見極める
◆ 「既存」を残してローコストに仕上げる
◆ 「適切なスペース」が「豊かなスペース」をつくる
◆ リノベーションは「施工」が命
◆ リノベーション工事の「三重苦」とは、①狭さの問題、②搬入経路の問題、③振動や騒音の問題
◆ アフターサービス保証をつける
◆ 不動産の知識を持つ
この本には、さまざまなリノベーションの現場写真や図面が掲載されていて、ビジュアルでも確認しながら読み進めていけるので、とても分かりやすく、リノベーションの魅力やポイントが理解できます。
この本の締め括りとして著者は、インテリックスにある「2つのものさし」を紹介しています。
1つは、より良い住まいへとリノベーションするために空間を徹底的に測る「小さなものさし」。
もう1つは、時代に対してかざす「大きなものさし」です。
インテリックスは業界のリーダーとして、いち早く、ストック型社会に着目したこと、中古マンションに保証を付けたこと、職人の育成や自社施工部隊、そして不動産を小口化して資産運用する新しいサービスを考案したこと。
どれも時代の変化を先取りし、世の中が求める価値を測ってきた、というものです。
あなたも本書を読んで、「最高のリノベーション」について、学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!