書評ブログ

『バカ老人たちよ!』

「バカ老人といって、老人だけがバカなわけじゃない。日本人の少なからぬ人間がバカなのであり、バカ老人とはそのバカ日本人のなれの果てである。つまりバカ老人は若い頃からバカだったのだね。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、1947年大分県生まれ、明治大学政治経済学部卒業、洋書輸入会社に34年間勤務して退職したのち、執筆活動をしている勢古浩爾さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

勢古浩爾『バカ老人たちよ!』(夕日新書)

 

この本は、コロナが5類になって、世間にはまたぞろ種々雑多なバカたちがうごめきはじめた中、せめて一服の清涼剤になればと頑張って書かれた本です。

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

1.バカじじいと呼ばれる勇気

2.進撃のバカ老人

3.ばあさん、我慢するのやめたってよ

4.バカ日本人の壁

5.純粋バカ老人批判

6.海辺のじいさん

 

この本の冒頭で著者は、「かつて我が世の春を謳歌した連中が、いまや後期高齢者として団塊老人になっている」と述べています。

 

 

本書の前半では、「バカじじいと呼ばれる勇気および「進撃のバカ老人」ついて、以下のポイントを説明しています。

 

◆ バカ老人とは、困った老人、キレる老人、暴走老人

◆ 議員先生たちもひどい

◆ バカ老人の最高峰は、黒岩裕治・神奈川県知事

◆ コロナ禍で出現した自粛警察、マスク強要バカ、貼り紙バカ

 

 

この本の中盤では、「ばあさん、我慢するのやめたってよおよび「バカ日本人の壁」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ 人生一度きりだから楽しまなければ損

◆ テレビ業界人のわざとらしい作為

◆ この国は最悪のバカ国 by 中川淳一郎

◆ 人生100年バカの面々

 

 

本書の後半では、「純粋バカ老人批判および「海辺のじいさん」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ 世界の三大バカ老人:プーチン、習近平、アラン・フライン

◆ 人間のバカ:映画産業、スターシステム

◆ 人間のバカ:宝石、絵画、大富豪、世界記録

◆「人断ち」と「ニュース断ち」

 

この本の締めくくりとして著者は、「いまやほとんどの老人が、私以上に『都会の老人』だと思われる。」「ITだけが進化し、人間は退化している。」「歴史とは無関係に、可能な限り作為なく、よく生き、よく死ねば、それでいいと思う。」と述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、「ひとのバカ見て、わがバカ直そう」と考えてみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3360目】