「生涯現役」という生き方が、どうやら最も幸せな人生の最期を送れるらしい、と思い始めてから、私は「起業」に大きく傾き始めました。
「生涯現役」を嬉々として宣言するには、何といっても「好きなこと」を仕事にすることが条件です。本日紹介するのは、18年前に「70歳生涯現役」と宣言した医学博士で栄養評論家の東畑朝子さんが書いた、こちらの書です。
東畑朝子『「70歳生涯現役」私の習慣』(講談社+α新書)
この本は、女子栄養短期大学を第1期生として卒業した東畑朝子さんが、就職する経緯から始まり、さまざまな仕事を手掛けてきた思いや、職場環境での様子などを綴った書です。
当時は女性がプロとして専門的な仕事をしていくということに周囲の理解も少なく、いろいろと苦労があったことが本書を読むとよく分かります。
その仕事に対する情熱やバイタリティには大きな刺激を受けるものがあります。いろいろな配慮をしながら、ずっと働いてきたと述べる著者の生きざまが本書からは学べます。
本書は以下の11部構成から成っています。
1.ずっと働いてきた
2.お金のケア-親の看取り、住宅のこと
3.大病から立ち直れた理由
4.体のケア-数値と健康
5.わが身で実証 若い体と脳を守る「食」
6.新発見!の「色」に含まれる若返り物質
7.70代のスポーツトレーニング
8.心のケア-うつと闘う
9.老いの差-晩学の効用
10.いくつになっても人と付き合える暮らし
11.生きることは続く
著者の東畑さんは、体の不調や手術の体験、認知症やうつとの闘いなど、親を通して学び、著名人の本によって老いとの闘いを学んでいる点が共感できます。
本書は、「70歳現役」としての著者の習慣を書いていて、栄養学の専門家ということもあり、食事や運動について多くの参考になる具体的な対策も学べます。
例えば、肉と卵をやめてコレステロール値の低下に取り組むと、「うつ気分」を増すことになり、大脳の働きにも影響して痴呆を招くことになる、と言います。
あなたも本書を読んで、「生涯現役」の習慣を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を