書評ブログ

『夫と妻の70歳75歳からのお金と手続き 税理士・社労士が教える万全の進め方Q&A大全』

「70歳と75歳は退職、年金、保険、税金など知らないと損する手続きがてんこ盛り!」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、山本宏さんほか計7名の税理士、社会保険労務士が書いた、こちらの書籍です。

 

山本宏ほか計7名『知らないと損!誰もが迷う136問に本音で回答 夫と妻の70歳75歳からのお金と手続き 税理士・社労士が教える万全の進め方Q&A大全』(文響社)

 

この本は、人生の山場である70歳、75歳で後悔しないために得するノウハウが満載の解説書です。

 

本書は以下の10部構成から成っています。

1.70歳・75歳から変わる「お金と手続き」についての疑問14

2.70歳・75歳前後に行う「国の保険・年金&退職手続き」についての疑問16

3.70歳・75歳前後の退職後に必要な「税金の手続き」についての疑問15

4.70歳・75歳前後に行う「厚生年金・国民年金の手続き」についての疑問13

5.70歳前後の退職時に必要な「健康保険の手続き」についての疑問15 

 

6.70歳前後の退職時に必要な「雇用保険・労災保険の手続き」についての疑問12

7.75歳以降の「後期高齢者医療・介護保険の手続き」についての疑問15

8.75歳から変わる「運転免許の更新手続き」についての疑問13

9.70歳・75歳からの「仕事」「レジャー」についての疑問8

10.70歳・75歳からの「生き方」「終活」についての疑問15

 

この本の冒頭には、「巻頭図解」として、70歳・75歳前後の「手続きスケジュール」一覧が掲載されています。

 

本書の前半では、「70歳・75歳から変わるお金と手続きについての疑問14」「70歳・75歳前後に行う国の保険・年金&退職手続きについての疑問16」および「70歳・75歳前後の退職後に必要な税金の手続きについての疑問15」について以下のポイントを説明しています。

◆ 70歳までの就業確保が努力義務化されている

◆ 70歳前後まで働く人が増えた今、70歳以降を老後と捉えるのが現状に近い

◆ 70歳前後の退職に伴う手続きは、健康保険切り替え、所得税申告、公的年金繰り下げ受給など

◆ 75歳時点で行う手続きは、後期高齢者医療制度への加入、変更される運転免許証の更新

 

この本の中盤では、「70歳・75歳前後に行う厚生年金・国民年金の手続きについての疑問13」「70歳前後の退職時に必要な健康保険の手続きについての疑問15」「70歳前後の退職時に必要な雇用保険・労災保険の手続きについての疑問12」および「75歳以降の後期高齢者医療・介護保険の手続きについての疑問15」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 厚生年金に加入できるのは70歳になるまで

◆ 70歳以上の人も、年金が減額される「在職老齢年金」という制度の対象

◆ 在職老齢年金の減額を避けるには、厚生年金受給月額と月給の合計額50万円以下で働く

◆ 70歳・75歳前後まで働いて一定収入のある人は、受給を遅らせて年金額を増やす繰り下げ受給がおすすめ

 

◆ 医療費の自己負担割合は3割だが、70歳になると所得に応じて2割または3割になる

◆ 70歳・75歳を超えても「雇用保険」に加入でき、教育訓練給付金を受給可能

◆ 75歳以上になると全員が「後期高齢者医療保険制度」に移行する

◆ 介護サービスを利用するには、地域包括センターに連絡して要介護認定を受ける

 

本書の後半では、「75歳から変わる運転免許の更新手続きについての疑問13」「70歳・75歳からの仕事・レジャーについての疑問8」および「70歳・75歳からの生き方・終活についての疑問15」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 2022年以降、75歳以上の運転免許証更新の方法が変更

◆ 運転技能検査、認知機能検査(手がかり再生、時間の見当識)

◆ 運転免許の自主返納は、80~84歳で行う人が最も多い

◆ 70歳・75歳以降も仕事を続けている人は、60~64歳で73%、65~69歳で50.8%、70~74歳で33.5%、75歳以上で11.0%

 

◆「シニア割引」「シルバー人材センター」やハローワークの「生涯現役支援窓口」の活用

◆ より自由度の高い「任意後見制度」や「家族信託」の活用を検討

◆ 自治体の「見守り・安否確認サービス」を利用

◆「生前整理」を継続的に行い、「エンディングノート」を書いておくと便利

◆「自筆証書遺言書保管制度」を利用すると遺族の争いや手間がなくなる(3,900円)

 

あなたも本書を読んで、税理士や社労士が教える「夫婦の70歳・75歳からのお金と手続き」について学び、万全の進め方を実践していきませんか。

 

ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

https://www.youtube.com/@user-kd3em9nm4q/featured

では、今日もハッピーな1日を!【3553日目】