書評ブログ

『66歳、家も人生もリノベーション 自分に自由に 水辺の生活』

「ロンドンから帰国してからは、湖のほとりで暮らしています。」「帰国後のすまい探しの条件はただひとつ、水(淡水)の近く。還暦過ぎてからのアウトドア生活が始まりました。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、1957年生まれ、東京育ち、80年代、作詞家として、浅香唯、吉川晃司などの人気アイドルのヒット曲を多数手がけるも、聴力が衰える病気「若年発症型両側性感音難聴」が深刻化し、エッセイストに転身して、1年間のロンドン生活を経て、2016年より琵琶湖畔に暮らしている麻生圭子さんが書いた、こちらの書籍です。

 

麻生圭子『66歳、家も人生もリノベーション 自分に自由に 水辺の生活』(主婦と生活社)

 

この本は、自分に自由に、湖畔に住んでいる著者が、小屋も人生もリノベーションしている様子を綴っているフォトエッセイです。

 

本書は以下の4部構成から成っています。

1.60代は、好きなものと素のままで

2.季節は流れる水とともに

3.好きな場所、好きな家を自分たちの手で、もっと好きに

4.元気と愉しみをくれるのは、猫と夫と母と

 

この本の冒頭で著者は、「サイズを小さくするだけが老年期ではないと思うんです。」「荷物の引き算は必要だけど、新潮、更新もしていかないと、老人の私そのものがお荷物扱いにされてしまう。世の中から追いやられてしまう。」と述べています。

 

本書の前半では、「60代は、好きなものと素のままでについて以下のポイントを説明しています。

◆ 玄関でゲストを迎える「真鍮の鹿」のオブジェ

◆ ドライフラワーのスラッグ作り

◆ べルギーの脚立は、キャットタワー

◆ ロンドンで買ったアンティーク

◆ 琵琶湖で生まれる真珠

 

この本の中盤では、「季節は流れる水とともにおよび「好きな場所、好きな家を自分たちの手で、もっと好きに」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ カヤックで水をつかむ、風をつかむ

◆ 琵琶湖も白鳥の湖

◆ ビンテージの小屋にときめく

◆ 住みながらセルフ・リノベーション

◆ デッキは日常のしあわせを教えてくれる

 

本書の後半では、「元気と愉しみをくれるのは、猫と夫と母とについて説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 飛行機を歩いた猫

◆ 湖畔の黒猫物語:麒麟が来る

◆ 湖水にポツンと浮かぶと、心のストレッチができる

◆ 観葉植物から「暮らし」が生まれる

◆ 静けさはやさしい音に満ち溢れている

 

この本の締めくくりとして著者は、「やっぱり私は自分と自分のぐるりを書くことが好きなんだなあ。」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、自分の理想の「終の棲家」をイメージしてみませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3584日目】