「死ぬまでお金の心配を続けるつもりですか？」「老後のお金を心配しすぎて、疲れていませんか？」と問いかけている本があります。
本日紹介するのは、1954年長野県生まれ、大学卒業後に経済事務所勤務を経て、1982年にフリーのジャーナリストとして独立、難解な経済とお金の仕組みをわかりやすく解説する家計経済の第一人者として活躍する経済ジャーナリストの荻原博子さんが書いた、こちらの書籍です。
荻原博子『65歳からは、お金の心配をやめなさい 老後の資金に悩まない生き方・考え方』（PHP新書）
この本は、「老後の不安を解消し、幸せな晩年を送ってもらう」「お金の心配をし続けるより、ほんとうに大切なものの存在に気づき、そこに目を向けてもらう」ことを目的に書かれた本です。
本書は以下の７部構成から成っています。
１．高齢者を脅すにもほどがある!! 国とマスコミ、金融機関の闇を暴く
２．これで安心！ 荻原流・手元のお金で豊かに暮らす10の方法
３．初心者ほど損をする！ 投資は絶対にやめなさい
４．テレビが教えない！ 投資商品の裏側、全部バラします
５．老後の「足るを知れ」！ 出費の計画を立てれば、不安は消える
６．そのお金、もらい損ねていませんか？ 制度を活用してお得に暮らす
７．「相続の心配」は無駄！ 死ぬまでにお金を使い切りなさい
この本の冒頭で著者は、「どうすれば人生後半を幸せに送れるか」についても、経験談を交えながら私見を述べていきたい、と述べています。
本書の前半では、「高齢者を脅すにもほどがある!! 国とマスコミ、金融機関の闇を暴く」および「これで安心！ 荻原流・手元のお金で豊かに暮らす10の方法」について以下のポイントを説明しています。
◆ お金とは、生きている間の生活を幸せにしてくれる道具にすぎない
◆ 夫婦で1500万円の現金があれば安心
◆ 介護費は1人600万円、医療費は1人200万円を用意
◆ 年金支給開始70歳への移行があっても移行期間は長い
◆ イザという時には、持ち家を売ればいい
◆「食品ロス」撲滅で賢く節約
◆ サブスクを使った少額詐欺（月3000円程度）が多発
◆ お金持ちより、「時間持ち」になる
この本の中盤では、「テレビが教えない！ 投資商品の裏側、全部バラします」および「テレビが教えない！ 投資商品の裏側、全部バラします」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 投資で成功するには、「投資環境」と個人の「投資センス」が必要
◆ 日本で投資教育を受けた人は、わずか７％
◆ 長期投資で儲かったのは、経済が右肩上がりだったから
◆ 自営業者は、iDeCo の代わりに、小規模企業共済を
◆「ＡＩ詐欺」がますます横行する
本書の後半では、「老後の足るを知れ！ 出費の計画を立てれば、不安は消える」「そのお金、もらい損ねていませんか？ 制度を活用してお得に暮らす」および「相続の心配は無駄！ 死ぬまでにお金を使い切りなさい」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 家計の現状を把握し、資産の棚卸しをして紙1枚に書いてみる
◆ 家計を脅かす課題への対策：①補足の事態に備える「年収1年分の現金」
◆ ②使う予定のあるお金は現金で、③資産が不足する分の保険に加入
◆ ④住宅ローンは早めに返済、⑤借金は金利が高い順に返済
◆ ⑥妻のパート収入は、家計改善の鍵になる
◆ 定年後、年下の妻がいたら「加給年金」をチェック
◆「企業年金」のもらい忘れに注意
◆ 郵便貯金は、20年で消滅する
◆ 地方に移住して補助金をゲットする、「終の棲家」は地方がいいかも
◆ 日本人は死ぬ前が一番金持ち、お金を使い切ることを考える
この本の締めくくりとして著者は、「少しのお金を残すよりも、旅行に行ったり、映画を見たり、食事に行ったりして、自分や家族のために楽しくお金を使いましょう。」と述べています。
あなたも本書を読んで、老後の資金に悩まない生き方・考え方を学び、実践していきませんか。
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では、今日もハッピーな１日を！【3609日目】
