「40代、貯金ゼロでも間に合う!」として、リスクを抑えて定期収入を実現するチャリンチャリン投資をすすめている本があります。
本日紹介するのは、金融機関勤務を経て、マネックス証券の創業に参加し、現在はマネー、資産運用などのビジネス書作家として活躍する内藤忍さんが書いた、こちらの書籍です。
内藤忍『60歳から毎月20万円入る術』(角川新書)
この本は、40代から50代までの資産運用未経験者を対象に、知識ゼロから不動産投資を学ぶことによって、老後の経済的な不安を解消する具体的方法をマスターしてもらうことを目的に書かれています。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.お金との付き合い方を間違えている日本人
2.シニアが「チャリンチャリン投資」で資産形成すべき7つの理由
3.失敗しない不動産投資物件の選び方
4.失敗しない「都心・中古・ワンルーム」物件の選び方
5.賢いローンの活用法
6.購入後の管理・売却の注意点
7.資産金額別・期間別のアクション・プラン
この本の冒頭で著者は、「日本人はお金との付き合い方が苦手です。」と指摘していて、その背景にあるのは、お金に対する誤った先入観や偏見だ、と述べています。
最近、「老後破綻」という言葉がよく聞かれます。リタイアして収入が激減し、経済的な危機に陥ってしまう人が増えているのです。
この本で著者は、節約して支出を減らすだけではなく、リスクをコントロールしながら資産運用をしていかなければ、貯金だけでは充分な資産を手に入れることができなくなっている、と述べています。
本書では、「60歳で1億円」保有していたとしても、老後の不安は解消されない、と指摘しています。平均寿命が延びている現在、毎年500万円ずつ使ったら1億円は20年で枯渇する、と著者は言います。
したがって、「毎月20万円の定期収入」をめざすことで、老後の不安が解消される、ということです。
この本と他の投資本との違いについて、著者の内藤さんは、以下の3点が本書にはあることだ、と提唱しています。
◆ 普遍性
◆ 実績
◆ 再現性
ここでいう「普遍性」とは、マーケット環境の変化に関係なく運用する手法のことです。また、「実績」とは、投資手法を説いている本人も自分で実際に投資をして、結果を出していることです。
さらに「再現性」とは、同じやり方で誰でも結果が出せるということです。
この本ではまず、日本人の資産運用の問題点を指摘しています。究極的には、資産運用の手法は、コストを下げて金融資産を用いてインデックス運用する「コツコツ投資」と、不動産による毎月の定期的な収入を狙う「チャリンチャリン投資」の2つしかない、というのが著者の結論です。
次に、シニア世代の資産運用は、インカムゲイン型で行うべきである7つの理由をまとめています。
続いて、失敗しない不動産物件の選び方を説明し、「都心・中古・ワンルーム」に特化して、失敗しない物件の選択方法が説明されています。
その他、借入について、物件の管理方法や将来の売却、そして最後には、投資戦略について記されています。
お金は「目的」ではなく、人生の夢・目標をかなえるための「手段」だ、と著者は言います。
あなたも勉強して知識を増やすことに加え、老後破綻に備えて、自分の資産を自己責任で運用する「投資家」になってみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を