「60代をどう過ごすかで、あなたの人生はどういうものになるかが決まるでしょう。そういう意味では、経理でいうと、中間決算といえるのが60代です。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、経営コンサルティング会社、ベンチャーキャピタル会社など複数の会社を経営する「お金の専門家」で、ベストセラー作家の本田健さんが書いた、こちらの書籍です。
本田健『60代にしておきたい17のこと』(だいわ文庫)
この本は、10代から50代までの年代別に、「後悔しない生き方」を選択するための1つの指針になればと思って書き始めたシリーズの6冊目になります。
シリーズの累計部数は110万部を超え、多くの方々に読まれるシリーズとなっています。今回の60代シリーズにあたっても、著者は60代、70代、80代の大勢の方にインタビューした、ということです。
本書は以下の通り、「やっておきたいこと」を挙げた17部構成になっています。
1.20代にやりたかったことをやる
2.友だちと出会い直す
3.「もういいか」を手放す
4.パートナーと白黒つける
5.仕事にしがみつかない
6.お金でクヨクヨ悩まない
7.趣味をもつ
8.若い友人をもつ
9.親の死んだ年齢を数えない
10.旅に出る
11.新しいことを学ぶ
12.自分に合う健康法を見つける
13.自分なりの生きがいをもつ
14.子どもの人生に干渉しない
15.男、女であることの喜びを忘れない
16.未来に投資する
17.愛を伝える
この本の冒頭で著者は、「60代は微妙な年代です。もはや若いわけでもないが、老人というほどでもない。」と述べています。
まだまだ元気で何でもできそうな感じもする一方、健康、お金、仕事などの面では先細りになりつつある年代ということです。
そこで、「いまさら」と考えるか、「いまこそ」と考えるかで、人生が変わってくる、と本書では述べています。
著者が勧めているのは、迷ったらチャレンジしてみる、若い友だちをもつ、自分にしかわからないものを見つけるなど、とにかく面白いと思ったことをやることです。
例えば、次のような社会常識に縛られない面白そうなことを事例として紹介しています。
◆ 人前で歌を歌う
◆ スピーチをする
◆ 自分の絵を見せる
◆ ピアノを聴かせる
◆ 手料理を振る舞う
◆ 発表会やパーティーを企画する
そのほかにも、ファッションから変えてみる、旅に出る、学びを楽しむなど、私も共感できることを次々とこの本では提案しています。
私が最も印象に残ったのは、「お金儲けの神様」と呼ばれた邱永漢さんの「死ぬまで現役」を紹介しているのと、「働くこと、仕事を続けることが生きがいになる」ということを提唱している部分です。
そして、「ライフテーマ」を見つけることを著者は提言しています。それは、若いころからどんな職業について、どんなことをやってきたのか、つまり、あなたのビジネス、教育、家事、人間関係にそれは隠されている、というのです。
この本の最後では、未来に投資して、「100年後まで続く何か」を残すことを提唱しています。
あなたも本書を読んで、「60代にしておきたいこと」を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を