「大人の女のエレガンスは毎日を大切にすることから!」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、日本初の国会議員で104歳を生き切った明治人・加藤シヅエを母に持つ、国際コーディネーターの加藤タキさんが書いた、こちらの書です。
加藤タキ『50歳からの自分磨き 美しく年齢を重ねる40のレッスン』(大和書房)
この本は、2010年に「アラ還」になった著者が、心のゆとりができたタイミングで書いた「自分磨き」に関する書です。「アラ還」とは、「アラウンド還暦」のことで、60歳前後を指します。
本書は以下の5部構成にて、美しく年を重ねるための「40のレッスン」を紹介しています。
1.おしゃれは人生の心意気!
2.大人の女の美とうるおい
3.お出かけの上質なマナー
4.自分の居場所を心地よく
5.自分を磨く時間をもつ
本書は、国際感覚が豊かな女性である著者の視点らしく、まずは世界標準から見た「おしゃれ」について記されています。
香水、ネイルアート、ヒール、シニアグラス、アクセサリー、ファッションと続き、締めくくりは立体感覚で見せる「メイク術」です。
次に、スキンケアを中心とする健康について、加藤タキさんの経験や知恵が存分に表現されています。締めくくりは、「たかがダイエット、されどダイエット」で、王道のテーマは外しません。
そして、大人の女性にふさわしい「マナー」について記し、食事やパーティー、人前で話すときのコツなどが紹介されています。
本書で印象に残ったのは、第4番目に出てくる「自分の居場所を心地よくする」ことについてです。「住まいは人生を営む大切な場所」として、著者はこだわりを持っています。
とくに家族がそれぞれ自室を持って、「ひとりの時間」を大切にすることを提唱します。自分を見つめ、振り返るために、毎日ひとりの時間を持つことを私も大切にしているので、共感できます。
本書の最後は、「自分を磨く時間をもつ」ということについて、著者の以下のような提案が紹介されています。
◆ やりたいことに優先順位をつけて
◆ ひとり時間のすすめ
◆ 明日に向かって「今」を生きる
◆ 60歳からのボランティア
◆ 好奇心は若さの武器
◆ カードで贈る「ありがとう」
本書の「あとがき」として加藤さんは、「女性の美しさは背中から」と題して、「背筋を伸ばすと、気持ちもポジティブになる」ことを訴えています。
生きる姿勢が背中にあらわれる、ということで、年齢を重ねてきたことを誇りに堂々と自分らしく、を大切にすることを薦めています。
あなたも本書から、「50歳からの自分磨き」を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を