「50歳からの後半人生の生き方を考えようということは、残された時間を意識しましょうよ、ということでもあります」と説いて、平均寿命の80歳まで30年、健康寿命の72歳まで22年と意識しようと呼びかけている本があります。
本日紹介するのは、1947年山口県生まれ、早稲田大学法学部を卒業し、松下電器産業(現・パナソニック)に入社、その後退職して『風薫る』で漫画家デビューして、『人間交差点』や『課長 島耕作』などのヒットと数々の受賞歴を持つ、弘兼憲史さんが書いた、こちらの書籍です。
弘兼憲史『50歳からの時間の使いかた』(興陽館)
この本は、「後半人生をどう楽しみながら生きるか」という問題意識のもと、20年前の著者自身を思い出しながら、「後半人生を楽しんで生きるための術」を、人生の折り返し地点にやってきた新人類オヤジに向けて書いたものです。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.はじめにー「コップ半分の水」あなたはどう感じる?
2.ここからの時間、どう生きてやるか
3.50歳からの時間、自分の好きに生きてみる
4.60歳からの時間、新しい人生のスタート
5.上手に疲れをとる時間の使いかた
6.存分に人生を楽しむ時間の使いかた
7.この先の時間、自分で死にかたを選ぶ
8.おわりにー後半人生は自分に優しく
この本の冒頭で著者は、自立した後半人生を送るには「社会性」が必要だ、と述べています。
次に、後半人生を幸福にする条件として、「アランの幸福論」で述べられていることを紹介しています。
その根底に流れているのは、「現実の中で幸福になるためには、現実から目を背けずに、現実を生きるしかない」ということです。
さらに本書の中盤以降では、以下のようなことが書かれていて参考になります。
◆ 50歳からは自分の好きに生きてみる
◆ ストレスを溜めない、心の不安を払しょくする
◆ 60歳からは聞き上手になる、手ぶらで生きる
◆ 上手に疲れを取る
◆ 一つの道にこだわらない
◆ 在宅死を選ぶ理由
◆ 孤独死は怖くない
◆ 尊厳死と安楽死
団塊世代で70歳を迎えた著者が、自らの50歳からの経験や同世代の人たちへの取材を通して、人生の時間の使い方について、深い洞察が書かれています。
あなたも本書を読んで、50歳からの時間の使い方に関して、改めて考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を