「世の中には50代に向けて生き方を指南する本があふれています。」「何かを手放して身軽になるという発想はいいのですが、早すぎる終活を提案されているようで、なんだか腹立たしい気持ち、さみしい気持ちにもなってきます。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1966年生まれ、大手金融会社でマーケティングを担当の後、経営コンサルタントとして独立、会社を辞めずに起業することの有効性に20年以上前から着目、「週末起業」と名付けて提唱している経営コンサルタント、株式会社アンテレクト取締役会長の藤井孝一さんが書いた、こちらの書籍です。
藤井孝一『50代がうまくいく人の戦略書:仕事、人間関係、生活を「シフトチェンジ」する方法』(三笠書房)
この本は、リアルな50代の現状を踏まえて、第二のキャリア、人生を充実させるための「シフトチェンジ戦略」について語っている本です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.現実を受け入れ、戦い方を変えていく
2.10年後を見すえて、人間関係を再構築する
3.独立するつもりで、働き方を見直す
4.成熟した大人として、大いに学び、遊ぶ
5.人生後半のリスクに早めに手を打っておく
この本の冒頭で著者は、「今から日常にちょっとした変化を起こせば、人生後半戦の充実度は飛躍的に高まります。」と述べています。
本書の前半では、「現実を受け入れ、戦い方を変えていく」について以下のポイントを紹介しています。
◆ 50代は衰えを自覚した上で、戦い方を変える
◆ 結晶性知能は、過去に学んだ知識やスキルを活用して問題を解決する力
◆ 自分を過小評価しないで強みを見つける
◆ 60歳までの10年で新たなスキルを身につける
◆ 感謝しながら働く、貢献寿命を延ばす
この本の中盤では、「10年後を見すえて、人間関係を再構築する」および「独立するつもりで、働き方を見直す」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 家族とは「つかず離れず」を理想とする
◆「定年」は自分で決める時代に
◆ 体力勝負の時間切り売り型の「副業」は命取り
◆ 自分の好きと強みを再点検し、お客のいるところでフリーランスとして働く
◆ コミュニケーションツールだけは最新技術を身につける
本書の後半では、「成熟した大人として、大いに学び、遊ぶ」および「人生後半のリスクに早めに手を打っておく」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ できる人は本を「乱読」して「本を役立たせるスキル」を磨いている
◆ 本は読んだら「話す」「書く」「行動する」のアウトプットが大切
◆ いい本を見つける「選書眼」は、タイトル・著者・はじめに・目次
◆「必要なお金」を見える化しておく、「DIE WITH ZERO」こそ理想
◆ 料理は一生役立つスキル
この本の締めくくりとして著者は、「体をしっかり守る」ことの大切さとして、食べすぎ・飲みすぎを防ぐ工夫と、自分に合った一生続けられる運動を提唱しています。
あなたも本書を読んで、50代をうまく過ごす戦略として、仕事・人間関係・生活を「シフトチェンジ」するコツを学び、実践していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3647日目】