「仕事以外の世界を知らないあなたに未来はない!」と警鐘を鳴らす書があります。
本日紹介するのは、建設コンサルタント出身で気象予報士、整理収納アドバイザーでもある仲井圭二さんが書いた、こちらの書です。
仲井圭二『40代からの自分の人生を充実させる整理術』(Nanaブックス)
この本は、物の整理だけでなく、「仕事の整理」、「時間の整理」、「心の整理」の手法を紹介する書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.仕事以外の世界は広い
2.仕事の時間を短縮して、生きがいの時間を生み出す
3.仕事を「見える化」できたら、仕事の半分は片付いたも同然
4.探しものをなくしてテキパキ仕事
5.これであなたは「時間の達人」
6.体と頭、心を最高の状態にする
本書では、あなたを「株式会社わたし」の社長になぞらえて、自分の人生を設計することを提唱しています。多くの人は会社を辞めるときになって初めて、「自分が自分の人生を設計してこなかったこと」に気づくと言います。
「あなたにとって豊かな人生とは何か」を考えることや、「働き方はあなたが決める」ということが大切だと著者は言います。
そのためには、仕事も遊びも区別しない、仕事以外でも自分を活かす、という発想が必要になります。「自分が本当にやりたいこと」を見つけ、紙に書いておくことを推奨しています。
時間の整理に関しては、「仕事時間を半分にすること」=「年収が倍になること」だとしています。それだけ仕事に時間をかけ過ぎないことは重要です。
また、「仕事を見える化」することも、仕事の段取りが分かり、進捗状況の確認ができるなど、メリットが大きいものです。
仕事を知ることは、自分を知ることになり、自分の価値観、ビジョンを知ることにつながります。
次に、仕事をテキパキこなすためには、「探しものをしない」ことが大切です。毎日探しものをすることは年間500万円の損失であると著者は述べています。
整理というのは、必要なものだけを持って、使いたいときに取り出しやすいように保管すること、という考え方が必要です。
本書の最後には、「心の整理」について大切なことが書かれています。一言で言えば、「自分の価値基準を持つ」ということです。
例えばものを買う時に、お金と時間と心の何に価値を置くか、経済的・時間的・精神的に見て、買う価値があるかどうかを判断するのが理想的です。
そして、「自分が描く完成図を見失わない」、「自分が進んでいる道を常に確認する」ことが、心の整理には大切です。
あなたも本書を読んで、40代からの自分の人生を充実させるための「整理」に取り組んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を