「あらゆる働き手が将来の不安に直面しており、あらゆる働き手に成長のチャンスがあります。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1975年生まれ、派遣社員、愛知万博スタッフなどを経て、31歳で電通子会社入社、政府の「成長戦略」企画立案に携わり、2021年から慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授、2023年から茨城大学講師を務める経済社会保障政策アナリストの間中健介さんが書いた、こちらの書籍です。
間中健介『キャリア弱者の成長戦略』(新潮新書)
この本はキャリアのなかで何らかのチャレンジをしたいと考えている会社員のための実用書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.世界から後退していく私たち
2.社内キャリアチェンジか、転職か
3.自分の資産価値を見極める
4.今日から始める「23の成長戦略」
5.挑戦するミドル世代に未来がある
この本の冒頭で著者は、「組織で真面目に役割を果たしてきたビジネスパーソンであれば、誰にでも経験とスキルがあります。ちょっとだけマインドセットを変えて一歩動くことができれば、何度でも、新たな地位や役割を得たり、独立、起業そして学びができる時代です。」と述べています。
本書の前半では、「世界から後退していく私たち」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 日本のミドル世代の未来は暗い
◆ 社会保険料はマイホームより高額
◆ 20年で6歳老いた日本
◆ ダウンサイジングする社会保障
この本の中盤では、「社内キャリアチェンジか、転職か」および「自分の資産価値を見極める」について考察しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 失いたくないものを洗い出す
◆ 撤退戦略を立てる
◆ 労働者型はリスクが高い、地主型・事業家型を目指す
◆ 自分の資産価値を高める
◆ アジャイルと微分する力、および「意欲」と「実行力」が大切
本書の後半では、「今日から始める23の成長戦略」および「挑戦するミドル世代に未来がある」について解説しています。主なポイントは以下の通り。
◆ お金とデジタルの壁くを壊す
◆ ふるさと納税をする
◆ ねんきん定期便に目を通す
◆「頭の事務」書店と家電量販店に通う
◆ 敵を知る
◆ ライバル企業の顧客になる
◆ 新規上場会社を分析する
◆ 上司ではなく、社内を見渡す
◆ 健康資産を増やす
◆ 睡眠時間を基本に1日のスケジュールを組む
◆ 専門医、カウンセラーを味方にする
◆ 運動で老化を遅らせる
◆ 変化するために動く
◆「1日5アポ」をいやってみる
◆ 手を動かす時間、頭を使う時間を分ける
◆ 資格・肩書を断捨離する
◆ 3人のロールモデルを集める
◆ 未来を考える10分間を持つ
◆「5年後のキャリア」のために働き続ける
◆ 個人の企業化
あなたも本書を読んで、キャリア弱者の成長戦略を学び、実践してみませんか。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
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では、今日もハッピーな1日を!【3169日目】