「これからは実力主義の時代、あなたは自分自身の価値を高める努力をしているか?」と問題提起をして、不透明な時代を生き抜くための「仕事の原則」を提唱している本があります。
本日紹介するのは、1954年生まれで早稲田大学を卒業後、三井物産に入社し、ホリプロ取締役を経て独立し、企業風土改革コンサルタント、マインド研修講師として活躍する古川裕倫さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
古川裕倫『20代仕事の原則 10年後、後悔しない生き方』(日本能率協会マネジメントセンター)
本書は以下の5部構成から成っています。
1.志
2.信頼
3.時間
4.成長
5.リーダーシップ
この本の冒頭で著者は、これからは激変の時代で、以下の環境の変化が起こっている時代だと述べています。
◆ 社会構造の変化
◆ 技術の変化
◆ 流通の変化
また、これからは「グローバルの時代」で、グローバルな人間になり、世界に飛び出していかなければならない、と著者は言います。
そして、不透明な時代を生き抜くために、先人の知恵として、次の言葉を紹介しています。
「不易流行」- 変わらない本質を忘れず、変化を重ねているものを取り入れること
「一身独立して一国独立す」- 個人の独立なくして国家の独立はなし
本書では、10年後、後悔しない生き方をするために、このような先人の教えなど「生きる指針」を、5つのカテゴリーに分けて、全部で64の「仕事の原則」として提示しています。
私も共感する主な「仕事の原則」を以下に紹介します。
◆ 大きな志を持つこと、それが仕事ができる充実した人生を送る第一歩
◆ 生まれてきたからには一事を成せ
◆ 成すべき一事は足元にあり
◆ 人生は限りがあるから価値がある
◆ 自分を高めて組織に貢献すれば、結果は自分に返ってくる
◆ 学びの3原則ー ①仕事から学ぶ、②人から学ぶ、③本から学ぶ
◆ 人は階段状に成長する
◆ 凡事徹底など、小さなことの積み重ねが、やがて大きな成果や発展に結びつく(=積小為大)
◆ 報告の基本3種ー ①結果報告、②経過報告、③完了報告を確実に行う
◆ つねに自分の意見を持つ
◆ 専門家ネットワークを築く
◆ できる準備はすべてやる
◆ 戦略的にモノを考える
◆ 信頼を得て自分の舞台を広げる
◆ ゆっくり急げ
また、人生において大切なこととして、以下のことは時間を惜しむことではないと、著者は説明しています。
1.将来の方針を考えること
2.学んで自分を磨き高めること
3.人間関係を構築すること
4.信用を築くこと
この本の後半では、先人の知恵も交えながら、次のような「仕事の原則」が記されています。主なものを紹介します。
◆ 人生には大きな決断をしなければならないときがある
◆ 人生にも空きスペースが必要
◆ 仕組みをたくさんつくる
◆ 得意分野を持つ
◆ お金を払ってでも行くべき講演・セミナーもある
最後に著者は、ビジネスパーソンの幸福3カ条を挙げています。
1.志を高く持つ
2.自ら一歩前に出る
3.何事も自分の心の持ちよう
著者によれば、高杉晋作は「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり」という句を詠み、『幸福論』で知られるアランの言葉「今日の天気が良いか悪いかは、自分の心が決める」と、同じことを言っています。
また古川さんは最後に、「いまやって失敗するのと、やらずに将来後悔するのとどちらがいいか」という価値観で、異動や転職を決めてきた、と自らの経歴を披露しています。
あなたも本書を読んで、「仕事の原則」を学び、10年後、後悔しない生き方をめざしてみませんか。
速読法・多読法が身につくレポート 『年間300冊読むビジネス力アップ読書法「17の秘訣」』 を無料で差し上げます。ご請求はこちらをクリックしてください!
https://jun-ohsugi.com/muryou-report
では、今日もハッピーな1日を