書評ブログ

起業に活かせる『100%好かれる1%の習慣』

「毎日の行動を1%変えれば人生が変わる」と提唱している本があります。本日紹介するのは、客室乗務員歴12年で500万人のお客様から人間関係の法則を学んだという松澤萬紀さんが書いた、こちらの書です。

 

 

松澤萬紀『100%好かれる1%の習慣』(ダイヤモンド社)

 

 

 

この本は、多くのお客様をファンにしてしまう秘訣は、「相手がどう思うか」、「なにをすれば相手が喜んでくれるか」を察する「相手を気づかう心」があり、それを言葉と行動に込める習慣を持つことだ、というメッセージを伝えている書です。

 

 

「相手を気づかう心」は、誰にでもできそうでいて実は、習慣にして実行している人はわずか「1%」だと著者は言います。

 

 

また著者の松澤さんは「マナー講師」という肩書を持っていますが、「マナーは所作ではなく、相手を気づかう心が大切である」としています。

 

 

マナーとエチケットはどう違うのか、とよく問われますが、1922年に大ベストセラー『エチケット』を出版した女性作家エミリー・ポストさん(エチケットの権威と呼ばれる女性)によれば、次のような違いだと説明しています。

 

 

「エチケットは他人への思いやりに基づく行動の規範であり、良いマナーとは、この規範に則って生活しようとする人々のあたたかい心、善意のあらわれである。」

 

 

分かりやすく言い換えれば、エチケットは「型」であり、マナーは「相手を気づかう心」ということです。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.行動; 一瞬の「ちょっとした行動」でファンが増えていく

 

2.言葉; たったひと言で相手に好かれる「言葉の魔法」

 

3.気づかい; 好かれる人がいつもやっている気づかいの習慣

 

4.テーブルマナー; 「テーブルマナー」に相手への気づかいがあらわれる

 

5.習慣; 人に好かれてうまくいく人の習慣

 

 

 

本書では、人間関係の悩みをなくす「3つのポイント」を以下のように紹介しています。

 

 

1.だれにでもできるのに、1%の人しかやらないこと

 

2.人から選ばれる人になる

 

3.毎日の習慣にする

 

 

カナダ出身の精神科医であるエリック・バーン博士は、「人間の悩みの80%は人間関係だ」と言っています。言い換えれば、「人間関係の悩みがなくなれば、人生の80%はうまくいく」ということになり、上記の「3つのポイント」は極めて大切です。

 

 

本書では、著者が客室乗務員として経験したお客様とのやり取りコミュニケーションの成功例・失敗例が豊富に出てきて説得力があります。

 

 

具体的な事例や、どういう言葉や姿勢が人間関係には大切なのかを具体的に知りたい方はぜひ、本書をお読みください。

 

 

 

あなたも本書から、お客様への気づかいを核とするマナーの大切さやビジネスの真髄を学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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