「一度きりの人生のすべての時間を、思う存分生きつくしたと、心から言い切れるように生きるために、それを実現するために、いま、何をすべきでしょうか?」と問いかけて、「100年カレンダー」の活用を推奨している本があります。
本日紹介するのは、1965年広島県出身、大学卒業後に株式会社オリエンタルランドに入社、テーマパークの管理運営から東京ディズニーシー、イクスピアリ、アンバサダーホテルのプロジェクトのほか、ディズニーキャストの人材育成等、20年の経験実績を経て退社し、その後、ハウステンボス再生事業、東京2020オリンピック・パラリンピックの人材育成等に参画した、日本ライフイズ・ア・ジャーニー協会会長、ソコリキ教育研究所所長、難病の子どもとその家族への夢を代表の大住力さんが書いた、こちらの書籍です。
大住力『一度しかない人生を「どう生きるか」がわかる100年カレンダー』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
この本は、一度しかないあなたの人生において、いまから本当に「使える時間」を認識し、人生をあなたが思うように変えていくことを実現させる書です。
本書は以下の16部構成から成っています。
1.プロローグ 過去・いま・未来をつなぐ「100年カレンダー」
2.100年カレンダーJOURNEYに出発する前に
3.人生という名の「JOURNEY」に出発しよう
4.自分の原点を探しに行く
5.最後の日を決めれば、本当に「使える時間」が見えてくる
6.あなたの人生の「ストーリー」をつかむ
7.どう生きてきたか。どう生きているか。どう生きるか
8.欲しかったものは、何だろうか?これから欲しいものは何だろうか?
9.人生に影響を与えた出逢いは何だろうか?
10.何に歓んできただろうか?これから何に歓びたいだろうか?
11.時間をかけてきたこと、お金をかけてきたことは何だろうか?
12.許せないことは、何だろうか?いつ、それを許すだろうか?
13.後悔していることは何だろうか?
14.幸せを感じるために、行動しよう
15.自分は、誰として生きるのか?
16.エピローグ 未来は、いますぐ変えられる
この本の冒頭で著者は、ウォルト・ディズニーの有名な次の言葉を紹介しています。
” Story behind the Story. ”
「表面に見えているストーリーではなく、その裏に脈々と流れているもうひとつの真の見えていないストーリー、背景と言えるものこそしっかり読み、見つけなさい」という意味だそうです。
過去でもなく、未来でもなく、「いま、ここ」の視点を取り入れるからこそ、過去に起こった出来事の意味や価値が見えてくる、と著者は言います。
本書では最初に、生まれた日をアクノレッジ(承認)することで、自分の原点を探しに行きます。
続いて、100年カレンダーを使って、最後の日を決めれば、本当に「使える時間」が見えてきます。
さらに、過去の「拠点」「所属」「人生の思い出深いできごと」をマークすることで、どう生きてきたががわかります。
この本の中盤では、欲しかったもの、これから欲しいもの、人生に影響を与えた出逢い、何に歓びたいか、を考えます。
また、時間をかけてきたこと、お金をかけてきたことを振り返ります。
そして、許せないこと、後悔していること、をチェックしていきます。
本書の後半では、幸せを感じるために行動し、「未来のありたい自分の姿」から導き出した行動を、以下の「6つのエレメント」の視点で、改めて眺めてみることを推奨しています。
1.Output(仕事)
2.Mother Earth(家族・人間関係)
3.Belongings(金・物)
4.Tool(健康)
5.Input(学び・勉強・資格)
6.New World(趣味)
この本の最後で著者は、自分は誰として生きるのか、と問いかけ、「未来はいますぐ変えられる」と述べていまます。
また併せて、生まれた年ごとに作成されている「生まれた年から始まる100年カレンダー」を手に入れ、1枚で自らの人生を俯瞰してみることも有益です。
本書の巻末には、1930年~2131年のカレンダーや、この本で使用したワークフォーマットがダウンロードできる案内が掲載されています。
あなたもこの本を読んで、人生100年カレンダーを活用することによって、過去の後悔を未来のありたい自分に変化させ、一度しかない人生を「どう生きるか」を改めて考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2577日目】