書評ブログ

コンテンツマーケティングを知っていますか?

今日は、「コンテンツマーケティング」についてです。定年退職に備えて、「好きなこと」で起業しようと考えた時に、「コンテンツマーケティンング」は今の時代に避けて通れません。

 

ひと言で説明するのはとても難しい概念なのですが、敢えて言えば「見込み客をウェブサイトに惹きつけ、資料請求や商品・サービスの申し込みを行ってもらうマーケティング手法」です。

 

そこで、今日の推薦書はこちらです。決定本とも言える一冊を見つけました。

 

宗像淳 『商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みを作る』 (日経BP社)

 

宗像淳氏は、東京大学文学部を卒業後、米ペンシルベニア大学ウォートン校にてMBAを取得、マーケティングを専攻しました。1998年に富士通に入社し、北米ビジネスにおけるオペレーション構築や価格戦略、子会社の経営管理などを経験しています。

 

この本は、普通のビジネス書とは違ったやや横長の形状で紙質も良く、写真やカラーイラストも満載でデザインブックのように読み易い本です。

 

私がこの本を読んで最も驚いたのは、「コンテンツマーケティング」 は新しい手法でも何でもなく、100年前からあった手法だという事実です。

 

それを示しているのがこちらのサイト : 『The Real History Of Content Marketing 』 です。

 

http://todaymade.com/blog/history-of-content-marketing/

 

こちらのブログには、フランスのタイヤメーカーであるミシュラン(Michelin)やフルーツゼラチンミックスの有名ブランド「JELL-O(ジェロ)」 を開発した米国企業の事例が出てきます。

 

ミシュランは1900年に自動車旅行に役立つ地図や自動車整備などの情報を掲載した400ページの『ミシュランガイド』を無償で35,000部を配布しました。後の有名なレストランガイド(三ツ星など)につながる最初のガイドです。

 

また、1904年には「JELL-O」ブランド商品を使うレシピ本が無料で配布され、無名だった商品の売り上げは2年後に300万ドルを超えました。

 

これらはまさに、「コンテンツマーケティング」と呼べるものです。顧客の獲得を目的にコンテンツを制作し、提供することに注力したマーケティング手法です。

 

「コンテンツマーケティング」は、商品を売ることよりも顧客に正しい知識を与えるためのコンテンツ制作に重きを置きます。これは私が目指している方向そのものです。

 

 

さらに上記の英文サイトに出ていた「Content Marketing 」の基本的なポリシーを以下に紹介します。これは、私の「コンテンツマーケティング」の考え方、そのものです!

 

 

1.Good content marketing is focused on the reader.
(よきコンテンツマーケティングは、読者にフォーカスします。)

 

2.Content marketing believes that if your customers are successful, you will be successful.
(コンテンツマーケティングは、もし顧客が成功すればあなたも成功する、と信じています。)

 

 

私がパーソナル・ブランディングを作り上げて情報発信をしていく基本的な考え方は、以上のポリシーをベースとしています。読み手の方々の成功が自分自身の成功につながるという信念です。「新年」 じゃないです(笑)

 

 

最後に、英文サイトで論じている「なぜ Content Marketing  が100年以上も有効であり続けるのか」という理由を紹介しましょう。

 

 

  • It is good for the audience
  • It is easy to create
  • It engages the customer in a real way
  • It can be tracked to actionable results
  • It is worth saving and sharing with friends
  • It it based on customer trust rather than begging
  • It is reliant upon facts and information, not creativity and tricks

 

 

翻訳を付けなくてもニュアンスは分かりますよね。全部、訳さないところが余韻があっていいでしょ?
訳せないわけではないですよ(笑)

 

下から2つめ「お願い営業ではなく、顧客の信頼に立脚している」というのは、今や時代の流れですよね。「義理・人情・チョコレート」 で生命保険に入っていた時代は終わりつつあります。

 

一番下にある「作り話や策略ではなく、事実と情報に基づく信頼関係」というのも心に響きます。
私も今後、こうしたポリシーで読者の方々に、専門家コラムのブログにて、役立つ情報を発信してまいります。

 

では、今日もハッピーな1日を!