本書は、日本の大手グローバル企業に人気のビジネス・ブレークスルー(BBT)大学のオープンカレッジ 「実践ビジネス英語講座(PEGL)」 の初級コースと中級コースのエッセンスを抜き出した書物だ。
監修はBBT大学の学長である大前研一氏が行っているが、各章をTOEIC対策やビジネス英語の講義で定評のある4人の講師陣が分担して執筆している。
1章が関谷英里子氏、2章が船川淳志氏、3章が狩野みき氏、大前研一氏、松崎久純氏が担当している。内容はビジネスの現場でまさに使う実践的な単語や英語表現だ。
主要な内容は以下の通りだ。
1.ビジネスに使う40ワード&使えるフレーズ (ミーティング、プレゼンテーション、自社アピール、交渉、報告など)
2.失敗シーンから学ぶ 「英語でビジネス」 のコツ
3.ビジネス会話とビジネス・メール (丁寧に言う、伝える)
大前氏は、英語学習に年齢は関係ないと言う。TOEICの点数を伸ばした学習者の分岐点は、1年間で500時間という英語学習の時間だ。
自信がないビジネスマンにすぐ効く英語のコツが、本書には満載だ。グローバル競争の中で闘わざるを得ない現代のビジネスパーソンには必読の書だ。ビジネス英語のスキルアップをしたい人に強く本書を推薦したい。