昨日に続き、中村澄子氏のＴＯＥＩＣ対策の人気シリーズを紹介したい。昨日の『緑本』の続編シリーズとも言うべき『千本ノック』シリーズだ。
本書も、緑本と同様に、通勤時など短時間のスキマ時間を活用してＴＯＥＩＣ対策の学習ができる本だ。千本ノックというタイトル通り、これでもかというＴＯＥＩＣで問われる重要ポイントが続く本書は質・量ともに、なかなか手強い。
著者のシリーズが版を重ねるに従って、問題の難易度も徐々に上がっている気がするし、ＴＯＥＩＣ公開テスト自体もリピート受験者に慣れさせないための工夫や新傾向の出題がなされている。
本シリーズも、そんな新ＴＯＥＩＣ試験の傾向を追いかけているため、次々に進化している印象だ。『千本ノック』 シリーズも６冊まで出版され、全部やれば相当な問題量になる。
ＴＯＥＩＣのスコアを何としてでも短期間にアップさせたいビジネスマンにとって、本書は強い味方になるだろう。前作シリーズと同様に、解説は分かり易く、簡潔な文章で歯切れがよい。
また、本書は中村氏の特徴である、ＴＯＥＩＣが問うてくる勘所がしっかり、押さえられている。緑本とともに、千本ノックもＴＯＥＩＣ試験対策の決定本として、ビジネス英語学習者に幅広く薦めたい。
