書評ブログ

『人はなぜ老いるのか-老化の生物学-』を学ぶ

老化の生物学的および医学的側面について、たいへん分かりやすく書かれた本があります。「老化とは何か」、「ヒトは何歳まで生きられるか」、「さまざまな動物や植物の寿命」などを、専門用語を極力使わないで解説しています。

 

 

本日紹介したいのは、カリフォルニア大学解剖学教授レオナード・ヘイフリックさんが書いた、こちらの書です。

 

 

レオナード・ヘイフリック『人はなぜ老いるのか-老化の生物学-』(三田出版会)

 

 

この本は、そのほかに「老化で起こるからだの変化、精神活動の変化」や、さらに老化のしくみ分子レベル、細胞レベル、個体レベルで説明し、老化を防ぐ方法についても歴史的なものから現代に至るまで述べています。

 

 

つまり本書は、老化に関しての最近の進歩を含めて全般を網羅した書と言うことができるでしょう。

 

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

 

1.老化とは何か

 

2.数字で見る老化

 

3.私たちはどんなふうに年をとるか

 

4.私たちはなぜ老化するのか

 

5.老化を遅らせ極限寿命を伸ばす

 

6.ヒトの老化と寿命の将来

 

 

本書には上記の構成の中で、「老化」に関するあらゆる論点について考察を試みていて、興味深い統計データや結論が示されています。

 

 

私が感銘を受けた論点を以下に紹介します。

 

 

◆ 老化は病気ではない

 

◆ 寿命についての人口統計学上の事実

 

◆ 長く健康な生涯

 

◆ 100歳の人と100歳を超える人

 

◆ 極限寿命を決定する

 

 

 

◆ 運動、栄養、体重は極限寿命にどのような影響を及ぼすか

 

◆ 気温、光、輸血、眠らされた生命は、極限寿命にどのような影響を及ぼすか

 

◆ 私たちを計る時計

 

◆ 延命および老化防止療法

 

◆ 21世紀の老化と寿命

 

 

以上のような「論点」について、生物学的、医学的な側面から考察を加え、「老化」に関する結論を本書では提示しています。

 

 

その後の米国におけるジェロントロジー(老年学・加齢学)の進歩は、本書におけるこれまでの「老化」に関する研究と考察がベースになっているもので、そういう意味で本書の意義は大きいと言えるでしょう。

 

 

あなたも「老化」に関する常識を疑い、正しい知識にアプローチをする第一歩として、本書から学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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