企画書、稟議書、謝罪文、始末書など実践的な文章から小論文や就活の自己アピール文まで、誰も教えてくれない「カンタン確実に書く技術」を指南してくれる書があります。
本日紹介するのは、齋藤孝さんのこちらの新書です。
斎藤孝『誰も教えてくれない人を動かす文章術』(講談社現代新書)
この本は、学校でも会社でも、なかなか誰も教えてくれることのない「人を動かす文章」の書き方について、分かりやすく具体的に述べた本です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.「書く」ことで生活が劇的にチェンジする~エッセイからはじめる書く技術
2.まずゴールを決める~「書く」ことで世界観がガラリと変化する
3.ビジネスの文章力~稟議書・報告書・企画書・始末書・謝罪文の書き方
4.学生のための文章術~感想文・小論文・自己アピール文の書き方
5.メールは余力を残すな~おトク感を演出できる最高のツール
6.評価されるワンランク上の文章力~視点の身に着つけ方、読書力、文章の思考法
本書は、学生からビジネスパーソンまで幅広く、文章をそれぞれの局面で書く場合の具体的なポイントが解説されていて、誰でも参考にできる内容となっています。
さらに著者の齋藤さんの経験から、最後の部分では、アウトプットを行う読書や速読についての持論の説明があり、ここは私の「多読法」と相通じるものがあって、共感できます。
この本では、様々な形の文章のコツについて述べていますが、一貫したテーマは、「人を動かす力を持つ文章を書く」ということです。
著者の齋藤さんによれば、「文章力とは、この世を生きる力」である、ということです。まさにその通りだと、納得させられる内容の書でした。
力強く世の中で生き抜いていきたい方には必読の書として、本書をお薦めしたいです。
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では、今日もハッピーな1日を!