ドキュメンタリー『定年前起業への道~57歳からの挑戦!』の第40回は、「50歳からの知的生活習慣」の「追加2」です。
前回に続いて、「脳」と「老化」の関係について、とても分かりやすく私が参考にしている本があるので紹介します。
石浦章一『いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣』
≪ あなたは何歳まで生きられるか?≫
この石浦章一さんの『いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣』という本の冒頭に、学術誌『ネイチャー』が掲載した「あなたが何歳くらいまで生きられるか」を予測するテストが紹介されています。
とてもよくできたテストで、全部で22項目のテストチェックがあり、平均寿命からプラスマイナスをしていって、現時点での自分の寿命を予測するものです。
その22のテスト項目は、「健康で長生きできるかできないか」を大きく左右する「代表的な要素」が網羅されていて興味深いです。私が該当した項目だけ紹介すると、以下の通りです。
1.あなたは今何歳ですか? 51~70歳なら(+4)
2.祖父母の1人が85歳まで生きていたら(+2)、2人とも80歳を超えるまで生きていたら(+6)
3.大卒は(+1)
4.65歳以上で、いま働いているなら(+3) ⇒ これは予想です!
5.伴侶がいるなら(+5)
6.机上の仕事は(-3) ⇒ 因みに体を動かす仕事は(+3)で、農林業がいいそうです!
7.週5回、30分以上の運動を続けているなら(+4) ⇒ やや努力目標ですが(笑)
8.今幸せと思うなら(+1)
現在の日本人男性の平均寿命80歳に、上記のプラスマイナス項目を加減すると、私の場合は以下の式になります。
80歳 + 23 = 103歳
予想や努力目標も入っていますが、65歳でもパートナーと一緒にフリーランスの現役で仕事を続けていれば、目標とする「白寿」のお祝い(99歳)を受けて、センテナリアンになる(1世紀生きる)を達成できそうです。
ちなみに、私は該当しませんが、以下のような項目もあります。
◆ 両親のどちらかが50歳以前に心臓疾患で亡くなっているなら(-4)
◆ 現在、独身は(-3)
◆ 独身時代が10年以上続いているなら、10年ごとに(-3)、但し25歳から数える
◆ 1日にタバコ2箱以上は(-8)、1~2箱は(-6)、半分~1箱は(-3)
◆ 標準体重を20キロ以上超えているなら(-8)、10~20キロ超えなら(-4)
遺伝的な体質は、やはり関係しているし、パートナーがいないことやタバコの習慣は、寿命を大きく縮める、ということです。
≪ 脳も体も健康で長生きできる10の生活習慣 ≫
以上の『ネイチャー』に掲載されたテスト項目とも実は、かなり重なりますが、本書で著者が述べている「脳も体も健康で長生きできる10の生活習慣」とは、以下の通りです。
1.週に2~3回以上、1回30分以上運動をする
2.食生活のバランスに気をつけ、食べすぎない
3.ストレスをうまく受け流す
4.人とのコミュニケーションのある生活
5.好奇心をもって、新たなことに挑戦する
6.学習習慣を続ければ記憶力は保たれる
7.目標をもつ
8.自分に報酬を与える
9.本を読む習慣を維持する
10.意識的に段取りをする
この「10の生活習慣」を知ったとき、私は「定年前起業」という生き方が、この生活習慣すべてを満たしていることを理解して驚きました。
殆どの企業で定年退職を余儀なくされる65歳という年齢になったときに、パートナーと一緒に、フリーランスとして、自分の好きなことを仕事にして生きていられたら、こんな幸せなことはないでしょう。
私の場合は、もともと「3度の飯」と同じくらい「読書が好き」ということもあり、また「大好きなハワイで仕事をする」という夢も、同時に実現したいと思っています。
現在の会社員としての「安定した収入」を捨ててでも、「定年前起業」に挑戦しようと考えているのは、そうした「大きな展望」があるからです。
「フリーになって果たして収入があるだろうか、食べて行けるだろうか」という不安は、完全に払しょくできる日はありません。でも、一度だけの人生、しかも人生は有限なので、私は「自分が主役の人生」を選択して進んでいきます。
2015年11月1日の「定年前起業」まで、あと127日です。皆さんの温かい励ましや応援をどうかよろしくお願いいたします。