「人生を、働き方を、生き方を変える、あなたの “ CHANGE ” のきっかけとなる」と提唱している一冊があります。本日紹介するのは、起業コンサルタントの松尾昭仁さんが書いたこちらの本です。
松尾昭仁『土日社長になっていきなり年収+96万円稼ぐ法』(角川フォレスタ)
この本は、「土日社長」という副業からスタートして、会社員からの独立起業をするための完全マニュアル本です。
著者の松尾昭仁さんは、「人生を、働き方を、生き方を変える」、いわば「あなたの “ CHANGE “ のきっかけとなる1冊」だとしています。
私はまさに今、「土日社長」と言える、独立起業を直前に控えたステージにいるので、身につまされる思いで本書を読みました。
起業して自ら稼ぐということの「覚悟」や「心構え」がよく分かる名著です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.こんな時代だからこそ起業しよう!
2.土日社長になるための準備を始めよう!
3.まずは週末起業で1日1万円稼ぐ!
4.「土日社長」は卒業、さあ起業しよう!
5.稼げる「社長」の秘訣
6.効果的な「広告・宣伝」の極意
7.知っておきたい「経営」のヒント
8.短期間で会社を潰さないためのメソッド
まず本書の冒頭で著者は、「ものの見方、発想を転換してみる」ことがビジネスの成功法則だとしています。
ビジネスには「先駆者利益」というものがあって、最初に動いた人が有利になるという面があります。
インターネットビジネスは典型ですが、「人がやらないことを始める」ということです。
「友なき道を歩く」からライバルも少なく、おのずと人よりチャンスも手に入れやすくなる、まさに「逆転の発想」です。
次に本書では、起業のメリットとデメリットを整理して紹介しています。まずメリットは以下の4点です。
1.好きなことを仕事にできる
2.自分のスケジュールを自分で決められる
3.仕事に関するすべてのことを、自分の裁量で決められる自由がある
4.評価が100%自分にかえってくる
とくに4番目の「評価が100%自分にかえってくる」ということが大きな動機になる、と著者は言います。
私もまったく同感で、会社員として数々の実績を上げたことの「評価」が納得いかない、ということが起業に向かう強い動機になっています。
次に、起業のデメリットについて、以下の3点を挙げています。
1.すべてのリスクを自分でかぶらなければならない
2.会社の看板がなくなり社会的な信用が下がる(お金が借りにくくなる)
3.働かなければ収入がない
まさに起業を直前に控えると、心にグッと迫ってくるものがあります。こうした「リスク」を覚悟した上で起業することが必要だということです。
そのためにも「土日社長」(=「週末起業」)という副業からスタートすることを本書は勧めています。
ただ、この時に成功のポイントになる点として、著者は次のことを挙げています。
今まで「雇われる立場」としてでしか物事を考えられなかったのが、「雇用する側」「経営側」の視点で見ることができるようになる、ということです。
この点は、起業の醍醐味でもあり、成功のポイントでもあると思います。
本書では以下、起業に向けての準備を具体的に説明しています。本書のタイトルにもなっている「土日社長」としては「1日1万円稼ぐ」、すなわち年間48週として、年収96万円稼ぐことを提唱しています。
また、ネットでの集客が大切になりますが、ホームページ制作では以下の点を明確に表現できていなければなりません。
◆ 誰に何を売るのか
◆ なぜ自分はこの商品を扱うのか
◆ お客さんはなぜこの商品を買うのか
これは「起業」のコンセプトそのものであり、これが固まっていないうちは起業すべきでない、と著者は言います。
あなたも、「土日社長」からスタートして上記の「コンセプト」を固め、起業に踏み出してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!