ドキュメンタリー『定年前起業への道~57歳からの挑戦!』の第18回は、「ブログ運営論」Vol.5-個人ブランディングの方法です。
≪ ブログは個人ブランディングに最適なツール ≫
「ブログは、ソーシャルメディアに寄生することで、息を吹き返した」という、かん吉さんの言葉を以前に紹介しました。実は、ブログが世の中に出始めた頃は、SNSも今のような姿ではなく、ブログへのアクセスが検索エンジン経由が大半でした。
ところが、膨大なスパムとの闘いに、検索エンジンが悩まされるようになる一方で、SNSは実名登録のFacebookが主流になり、「人のつながり」という信頼関係がスパムを排除するスクリーニングの機能を発揮するようになりました。
人々は、検索エンジンで探すよりも、Facebookの「いいね!」やシェアから探したほうが、自分が求める情報に、速く正確に辿り着けることが分かってきたのです。
そうしたソーシャルメディア時代のブログは何を目的に運営していくべきでしょうか。
ブログへのアクセスを集めるには、「ブログ読者のリピーター」を集めること、言い換えれば「ブログのファン」を増やすことが最も大切になってきます。
ブログのファンを増やすには、ブログ運営者自身の「個人ブランディング」が必要になります。つまり、ソーシャルメディア時代に大切なのは、「検索エンジン上のランキング」ではなく、「ブログ運営者自身の魅力」というわけです。
実は、ブログは「個人ブランディング」には最も適したメディアです。投稿した記事は新たな日付順に蓄積され、ストックとして記録・保存されます。
また、カテゴリーごとに記事を分類して整理することも可能ですし、ブログ内で検索して記事を探すことも難しくありません。ブログを長く続けていれば「人となり」は文章に滲み出るものです。
そういう意味で、ブログそのものが、個人の「ブランディング」になります。
≪ 最も効果的なブランディングは「ストーリー」 ≫
「個人ブランディング」については、私も数多くの書籍から学び、参考にさせていただいていますが、最近読んだ、川上徹也さんの本に最も感銘を受け、「ストーリーブランディング」という考え方に共感しています。
「ストーリーブランディング」については、以下の「3本の矢」が重要です。
1.志(=大義、ミッション)
2.独自化のポイント
3.魅力的なエピソード
詳しくは、2015年5月25日付で公開した『物を売るバカ』のブログ書評記事を参照してください。こちらからどうぞ!
自分のミッションに向けてチャレンジする、「魅力的なエピソード」を語ることで、ストーリーとしての独自性のある「ブランディング」が構築できる、ということです。
皆さんも、ブログのファンづくりには、この「ストーリーブランディング」という視点を持つことを、強くお薦めします。
2015年11月1日の「定年前起業」まで、あと149日です。皆さんの暖かい励ましや応援を、ぜひよろしくお願いいたします。