書評ブログ

定年後の不安があるなら『まずは、「つき合う人」を変えなさい!』

「将来が不安」、「夢・目標が見つからない」、「これからどうする?」と思ったら、まずは「つき合う人」を変えなさい、と提唱している本があります。

 

著者の山本亮さんは、半ニート生活から出発し、現在はグループ年商13億円の企業経営・顧問、コンサルタントとして著者は活動しています。インターネット事業も行っており、20代で億の資産を築いてセミリタイアしています。

 

本日紹介するのは、こちらの本です。

 

山本亮『まずは、「つき合う人」を変えなさい!』(すばる舎)

 

この本は、半ニートの生活から、15人のメンター、300人の経営者から「すごい影響」を受け、900冊の本を読んで気付いた著者の山本亮さんの実体験にもとづく「人生好転」のノウハウが記されています。

 

意志が弱くて長続きしない人でもできた、という著者の体験を中心に本書は展開されます。「成功者」や「メンター」と一緒にいるだけで、いい方向に転がっていく、と山本さんは言います。

 

本書は以下の5部から構成されています。

 

 

1.仕事もお金もない私が、ドツボから抜け出せた理由-スゴイ人たちとの出会いが決め手
2.「こんな出会い」で一気に感化された!-楽しく稼いでいる人たちから学んだこと
3.人生が好転する「出会い方」&「つき合い方」の法則-人の輪も仕事もたちまち広がる
4.年収アップできる!はじめの一歩はココから-超アバウトな「夢・目標」を持ってみよう
5.人生がうまく回り出す「仕事・お金・勉強」のヒント-成功者たちから学んだことを実践

 

 

この本は、環境を変えることによって、うまくいっている人の「ホメオスタシス」を身に付けることを提唱しています。「ホメオスタシス」とは、「恒常性」、「生物が、外界の条件が変動しても体の状態や機能を一定に保つ働き」などと説明されています。

 

「サクッと行動できる人」「続けられる人」「うまくいく人」は、「うまくいくホメオスタシス」が効いています。成功するのが難しそうな発想や行動、環境に居心地の悪さを感じます。

 

そして、成功しそうな心地よい状態へ自然と向かっていきます。だったら、できる人たちとつき合って、その中で自分を変えていけばいい、ということです。

 

いわば「人」に変えてもらう。他力本願ではありますが、実はこれがなりたい自分になれる一番の早道だ、と著者は言います。

 

本書では、具体的には次のような行動を提唱しています。

 

 

1.「口ぐせ・行動」はうつるもの、「どうすればできるのか」という成功者をまねる
2.「稼ぎ方がわからない」ときは、成功者にアドバイスをもらう
3.クヨクヨ、イライラする時間があったら、成功者に会って、たくさんいい考え方や習慣をインプットしよう
4.「壁」は次のステージに進むサイン、「やればいいじゃん、半年かけて」
5.「行き詰らない」新習慣、次の手をどんどん打てばいい

 

6.「やりたいことに必要なパーツでも揃えるか」という気軽な気持ちでチャレンジを!
7.効果が出る方法にたどり着くためにも「必要な失敗」がある
8.生徒の準備が整えば師現れる
9.セミナーでは前の席に座る
10.成功者のブログのキーワードや愛読書を調べておく

 

11.まずは「困っておく」といい
12.報告・連絡・相談を欠かさず、メンターに「相談できるポジション」を確保しておく
13.人脈は、時間軸を長期に切り替える
14.「大切なこと」はメンターが教えてくれる
15.メンターというのは「心の器」を大きくしてくれる人

 

16.「学び上手」になった方が得
17.解決策をズバリ聞いてしまう
18.仲間の「サポート」「ガイド役」はしたほうがいい
19.「ゆるい目標」のほうが長続きする
20.「行動目標」もやっぱり、アバウトでいい

 

 

そのほかにも、著者が成功者や経営者、メンターから学び、活かしてきたことが随所に紹介され、成功のためのヒントが本書には満載です。

 

定年前起業を目指す方々に、ぜひ本書の一読をお薦めします。

 

では、今日もハッピーな1日を!