「その不機嫌、あなたの性格ではなく “血糖値” かもしれません」と述べている本があります。食後の眠気。夕方のイライラ。夜中の2時に目が覚める。寝ても疲れが取れない。平日はコーヒーで無理やりテンションを上げ、休日はぐったり。そんな「なんとなく不調」の根っこにあるのが、血糖値の乱高下だと指摘します。
本日紹介するのは、こいけ診療所院長、臨床分子栄養医学研究会特別認定指導医、漢方専門医として活躍する小池雅美さんの初著書、こちらの一冊です。
小池雅美『気分の9割は血糖値』(東洋経済新報社)
血糖値は単なる “糖尿病の指標” ではありません。メンタル、自律神経、集中力、判断力 ―つまりビジネスパフォーマンスと直結しているのです。
本書は、以下の6部構成から成っています。
1.「血糖値」を無視して最高の体調は手に入らない
2.「カフェイン」と「鉄不足」が体調をさらに悪化させる
3.血糖と自律神経が整い、パフォーマンスを上げる食べ方
4.血糖値が整う生活習慣とストレスコントロール
5.「血糖コントロール」で仕事のパフォーマンスを最大化する
6.「ゼロポイント」で最強の自分になる
本書の前半では、「血糖値の乱高下」と自律神経の関係が丁寧に解き明かされます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 血糖値の急降下は “生命の危機” サイン
◆ イライラや不安は低血糖の防御反応
◆ 食後の眠気は血糖スパイクの結果
◆ 自律神経は血糖調整の司令塔
◆ メンタル不調の背景にある栄養問題
この本の中盤では、具体的な改善策が提示されます。単なる理論ではなく、「今日から変えられる実践」が豊富です。主なポイントは次の通り。
◆ カフェイン依存が血糖を乱す
◆ 鉄不足が慢性疲労を招く
◆ 食べる順番と間食の工夫
◆ 空腹時間のつくり方
◆ ストレスと血糖の相互作用
本書の後半では、血糖コントロールを通じて「ぶれない自分」をつくる方法が語られます。キーワードは “ゼロポイント” 、静かで安定したエネルギー状態です。主なポイントは以下の通りです。
◆ ハイテンションではなく安定感
◆ 感情に振り回されない体づくり
◆ 判断力は血糖で決まる
◆ 仕事の集中力は食事で変わる
◆ 本物の元気とは「淡々と強い状態」
読後に強く感じるのは、「自己管理の本質は血糖管理」という視点。私自身、キャリアやパフォーマンスについて発信していますが、結局は “体が資本” 。思考力も決断力も、血糖が安定してこそ発揮されるのだと再認識しました。精神論ではなく、生理学。根性論ではなく、栄養と自律神経。
感情に振り回される日々から脱し、静かで強い状態を手に入れたい方におすすめの一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【4009日目】