「日本はなぜこれほどまでに為替相場に振り回され続けるのでしょうか。40年近くになる記者生活の中で私がずっと考え続けてきたことです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1985年早稲田大学政治経済学部卒、同年日本経済新聞社入社、経済企画庁、日銀、大蔵省などを担当し、マクロ経済・金融・財政を取材、ニューヨーク米州総局、ワシントン支局駐在、経済部デスク、編集委員、ワシントン支局長などを経て、現在は日本経済新聞論説主幹の藤井彰夫さんが書いた、こちらの書籍です。
藤井彰夫『「ガラパゴス・日本」の歪んだ円相場』(日経プレミアシリーズ)
この本は、なぜ日本は主要先進国の中では珍しいほど為替相場に振り回されるのか、その背景にある日本の特異性を歴史も振り返りながら解き明かそうと試みた書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.「令和のブラックマンデー」をどう読むか ― 為替に翻弄され続ける日本
2.円相場は米国が決める ― 日米交渉化した為替相場
3.円相場は日銀の金融政策で決まる ― 為替との距離に悩む中央銀行
4.円相場は通貨マフィアの腕しだい ― 進化する介入大国
5.円相場は実体経済を反映する ― だが市場は常にいきすぎる
6.円相場の「脱ガラパゴス」への道はあるか
この本の冒頭で著者は、「
本書の前半では、「令和のブラックマンデーをどう読むか」および「円相場は米国が決める」について以下のポイントを紹介しています。
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この本の中盤では、「円相場は日銀の金融政策で決まる」および「円相場は通貨マフィアの腕しだい」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
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本書の後半では、「円相場は実体経済を反映する」および「円相場の脱ガラパゴスへの道はあるか」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
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では、今日もハッピーな1日を!【3627日目】