いま幸せを感じられない人、
単調な毎日を変えたい人、
自分の存在意義を確かめたい人。
そんなあなたに読んでほしい本が、今日紹介するこの本です。
福島正伸『まわりの人を幸せにする55の物語』(中経出版)
この本は、本当にあった「人に貢献する活動」の記録です。「皆さんは、誰でも簡単に幸せになれる、たった1つの法則をご存じですか?」この本はそんな書き出しで始まっています。
ある人は、この法則を知って、嫌なことがあっても、すぐに腹を立てなくなりました。またある人は、普通で単調な毎日がワクワクしたものに感じられるようになりました。
その法則とは・・・・・・
社会に貢献すること。
もっと簡単に言うと、
人を幸せにすることです。
2009年10月1日正午に、著者の福島さんはインターネット上で「国際救助隊」の隊員募集を開始しました。募集開始まもなくから、パソコンの画面表示が追いつかないくらいのスピードで、次々に入隊の申し込みがあったそうです。
1,000名の募集枠が1日で半分以上埋まり、あっという間に満員となりました。福島さんは驚き、「日本はなんて志の高い人たちであふれた国なんだ!」ととてもうれしくなったと語っています。
秘密結社「国際救助隊」のミッションとは、社会の現状を嘆くのではなく、社会を自分が活躍する舞台だと思い、自分にできることから、人知れず社会に貢献していくことです。
日常の中の、どんなにささいなことでもいい。小さな行動が集まることで、社会の大きな流れをつくることができる、というのが救助隊のコンセプトです。
「国際救助隊憲章」~人類の未来のための十カ条~は、以下の通りです。
1.まずは私がやる、先頭に立つ
2.ピンチはチャンス、前向きな言葉のみを使う
3.問題あるところに生きがいを見出す
4.手法は100万通り、あきらめない
5.何気なくやらない、人類のためにやる
6.人を信じ、夢を信じる
7.最大の困難に、笑顔で挑む
8.他人とは、感謝で付き合う
9.人生のすべてを楽しむ
10.最大の報酬は、感動の涙
「国際救助隊」の隊員は、人類の未来を担うという崇高な目的をもって行動するものであって、その行動が自らの知名度を上げるためのものであってはなりません。たとえ命をかけるような場面に遭遇したとしても、何気なく行動し、活動終了後は、ただの「通りすがりの者」であるかのような態度をとることが求められます。
「見て見ぬふり」をするのではなく、見たら助けて「助けなかったふり」をする。何か問題が起きたときには、「この日が来るのを待っていた!」と言いながら、先頭に立って行動するのです。
「国際救助隊」の隊員は、専用のウェブサイトの中でのみ、自分の取った行動を人に語ることができます。このサイトへの書き込みは、1年半の間に1万件を超えました。ここに書き込まれたさまざまな「社会貢献」は、行動した周囲の人だけでなく、書き込みを読んだ人も幸せにする力があります。
この本は、そうした書き込みの中から、誰でも共感できる温かい事例を「55の物語」としてピックアップし、紹介するものです。「国際救助隊憲章」の十カ条は、私が日頃から心に強く刻んで、自分の生きる指針にしていることと殆どすべて重なっています。こうして日々を過ごせば幸せな人生を送れると私も確信しています。
本書に紹介されている「55の物語」はイラスト入りで、すべて心温まる物語ばかりで、あっという間に読み終えてしまうでしょう。ここでは敢えて紹介をしません。
興味を持たれた方、共感していただいた方は、ぜひ福島さんの本書を手に取って、お読みいただければと思います。
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では、今日もハッピーな1日を