「腎臓は寿命を決める臓器。そして腎臓は食べ物の影響を特に受けやすい臓器です!」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1981 年東北大学医学部卒業、東北大学大学院内部障害学分野教授、東北大学病院リハビリテーション部長(併任)、同障害科学専攻長(併任)、同先進統合腎臓科学教授(併任)、東北大学名誉教授、山形県立保健医療大学理事長・学長で、日本腎臓リハビリテーション学会理事長、国際腎臓リハビリテーション学会理事長、日本リハビリテーション医学会副理事長、日本心臓リハビリテーション学会理事などを歴任、医学博士、日本腎臓学会功労会員、総合内科専門医、腎臓専門医、高血圧専門医、リハビリテーション科専門医の上月正博さんが書いた、こちらの書籍です。
上月正博『運動を頑張らなくても腎機能がみるみる強まる食べ物大全』(文響社)
この本は、みなさんにとっての「適度」を知り、大事な腎臓を守り強めて、何よりも大切な命を守ることに実際に役立ててもらうために書かれた本です。
本書は以下の12部構成から成っています。
1.慢性腎臓病のステージ別食べ方ルール
2.シンプルな食べ物選び
3.「食べ物選びの基本」を教えます
4.主食を減らして魚菜のおかずを増やすのが重要
5.主菜は魚や低脂肪の肉、副菜は葉物野菜・キノコ・海藻で食物繊維が豊富な献立作りが大事
6.汁物は手作り無塩だし汁・お茶・白湯で代用
7.ゼロ塩調味料・ゼロ塩薬味を食卓に常備
8.「腎臓強化調味料セット」徹底活用ガイド
9.作り置きゼロ塩薬味
10.腎臓を強める食べ物教えます
11.軽い「食前の高効率筋トレ」と「食後の有酸素運動」が腎臓を守り強める秘訣
12.食べ物を変え食前食後の運動を始めたら、低下する一方だった腎機能が回復
この本の冒頭で著者は、次のような人に本書を読んでほしいと記しています。
◆ なんだか最近疲れやすい
◆ 50歳以上である
◆ クレアチニン値が高い
◆尿たんぱくを指摘された
◆慢性腎臓病が心配
◆血糖値やヘモグロビンA1cが高い
◆ 血圧が高い
◆ 尿酸値が高い
◆ 顔や足がよくむくむ
◆ 腎臓病の家系である
◆ 食事の制限が多く何を食べていいかわからない
◆ 味の濃い料理が好き
◆ 菓子類や甘い物をよく食べる
◆ 加工食品をよく食べる
本書の前半では、「慢性腎臓病のステージ別食べ方ルール」「シンプルな食べ物選び」および「食べ物選びの基本を教えます」ついて以下のポイントを説明しています。
◆ 菓子パン、お菓子、ジュース、砂糖入りコーヒーを控える
◆ 肉の脂身・皮を残す、ハム・ベーコン・ソーセージ、インスタント食品を減らす
◆ ファーストフード、揚げ物、ラーメンを控える
◆ 野菜・海藻・キノコ・こんにゃくを増やす
◆ カロリー・たんぱく質は適度に、塩分・糖質・脂質・リン・カリウムの摂りすぎない
◆ 朝食:卵、納豆、豆腐、ヨーグルト、リンゴなど低塩・無塩の朝食を
◆ 昼食:麺類・丼物・パンの単品献立を避け、低塩の和定食を
◆ 夕食:朝食・昼食で不足する栄養素を摂る、食べすぎ・飲みすぎに注意
◆ 間食:甘い菓子、ジュース、栄養ドリンク、せんべいは血糖値上昇を招くので控える
この本の中盤では、「主食を減らして魚菜のおかずを増やすのが重要」「主菜は魚や低脂肪の肉、副菜は葉物野菜・キノコ・海藻で食物繊維が豊富な献立作りが大事」「汁物は手作り無塩だし汁・お茶・白湯で代用」「ゼロ塩調味料・ゼロ塩薬味を食卓に常備」「腎臓強化調味料セット徹底活用ガイド」および「作り置きゼロ塩薬味」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 主食:大盛り・ドカ食いせず、ご飯半減、納豆・豆腐・卵・水溶性食物繊維を
◆ おかず:魚・むね肉・牛豚の赤身肉・野菜・キノコ・海藻・こんにゃくをゆで・蒸しで
◆ 汁物:無塩だし汁・お茶・白湯(みそ汁・スープは1日1杯で塩分を抑える)
◆ 調味料:しょうゆ、塩、みそ・ソース・たれ・めんつゆ・ドレッシングに注意
◆ ゼロ塩調味料:唐辛子・コショウ・オリーブ油・クミン・さんしょう・酢・ごま
本書の後半では、「腎臓を強める食べ物教えます」「軽い食前の高効率筋トレと食後の有酸素運動が腎臓を守り強める秘訣」および「食べ物を変え食前食後の運動を始めたら、低下する一方だった腎機能が回復」ついて説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ ゼロ塩薬味:ショウガ、タマネギ・ネギ・大葉・ミョウガ・ダイコンおろし
◆ 赤身肉・皮のない鶏肉・魚・豆・野菜・果物・低脂肪乳製品
◆ 皮付きリンゴ・緑茶・トマト・ブロッコリー・キャベツ・もやし
◆ 腸にいい食べ物:発酵食品・水溶性食物繊維
◆ 食前の高効率筋トレ(スクワット)と食後の有酸素運動(ウォーキング)
この本の締めくくりとして著者は、減塩、豆腐・野菜・ショウガ・酢など食事改善と運動により腎機能が回復し、クレアチニン値・eGFR・たんぱく尿の改善する患者さんが多いと述べています。
あなたも本書を読んで、国立大学教授・腎臓の世界的名医が教える「腎機能がみるみる強まる食べ物」を摂り入れて、健康増進を実践していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3525日目】