書評ブログ

『疲労回復の専門医が選ぶ健康本ベストセラー100冊』

「たくさんある健康書のテーマはそれぞれ違いますが、よく読むと、同じことが書かれていることも。そのポイントを効率的に押さえましょう。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、大阪大学大学院医学研究科修了、2003年より産官学連携「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者で、東京疲労・睡眠クリニック院長、医師・医学博士根本修身さんが書いた、こちらの書籍です。

 

根本修身『疲労回復の専門医が選ぶ健康本ベストセラー100冊「すごい回復」を1冊にまとめた本』(ワニブックス)

 

この本は、100冊の健康書の中から、疲労回復、疲れにくい体づくりにつながるメソッドを厳選して紹介・解説している書です。

 

本書は以下の5部構成から成っています。

1.まず押さえるべき「すごい回復」基本のキーワード

2.アップデートしたい「食べ方」のスゴ技

3.小さなコツほど覚えたい!「間食・お酒」のスゴ技

4.リフレッシュ度120%の「疲れない睡眠・お風呂」

5.やせたい人ほど陥りやすい「運動・ダイエット」の勘違い

 

この本の冒頭で著者は、伝えたい「回復」法には、次の2つの意味がある、と説明しています。

◆ 短期的な疲労回復法

◆ 長期的な回復(腎臓・血管・腸など大事な臓器の働きを若く保つ)

 

本書の前半では、「まず押さえるべき『すごい回復』基本のキーワードついて、以下のポイントを説明しています。

◆ 脳の疲れはたまりやすく、隠れやすい

◆ 軽く体を動かして回復をはかるという方法

◆ 太陽の光を浴びてリズム運動をするとセロトニン(幸せホルモン)が出る

◆ 朝いちばんの白湯が体にいい

 

◆ 食べすぎは体を疲れさせる

◆ 腎機能が悪化すれば解毒作用が低下し、腸内環境も悪化する

◆ 自律神経を整えるには、睡眠・食事・適度な運動

◆ 冷えは万病のもとで免疫力が低下、最大の原因は筋肉が少ないこと

 

この本の中盤では、「アップデートしたい食べ方のスゴ技および「小さなコツほど覚えたい! 間食・お酒のスゴ技」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 肉、魚、卵の動物性たんぱく質を食べている人が長生きする

◆ 血糖値を上げる甘いものと炭水化物、ベジファースト、肉ファースト

◆ 高血糖の対抗策は歩くこと

◆ 遅い夕食には「分食」を

 

◆ 自分の腸に合った食事を

◆ 腸は多様性が大事、善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7の割合

◆ 善玉菌は、①海藻・ゴボウ、②ヨーグルト・味噌・納豆、③バナナ・タマネギ・ハチミツ、④青魚・サケ

◆ 短鎖脂肪酸が育つオクラのぬか漬け

◆ 間食には手のひら一杯のナッツを

 

本書の後半では、「リフレッシュ度120%の疲れない睡眠・お風呂および「やせたい人ほど陥りやすい運動・ダイエットの勘違い」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

◆ 睡眠前の食事は自律神経の残業

◆ 目覚ましは音より光

◆ 1日3食しっかりバランスの良い食事をとる

◆ スクワットのように歩く動作に近い運動を

 

この本の締めくくりとして著者は、「健康は、日々の生活習慣の積み重ねで作り上げられていくもの」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、疲労回復の専門家が選ぶ100冊のエッセンスを学び、実践することで「すごい回復」を実感してみませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3298日目】