「マナーというと多くの人が『型』を重んじますが、私の伝えるマナーは『心』の問題だと考えているところです。」「マナーを身につける目的は『幸せな人生を歩むため』です。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、大妻女子大学卒業後、参議院議員の秘書を経て、マナー講師として独立、現在はマナーコンサルタント、美道家、ヒロコマナーグループ代表、ウイズ株式会社代表取締役会長、HIROKO ROSE株式会社代表取締役社長、一般社団法人マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会代表理事の西出ひろ子さんが書いた、こちらの書籍です。
西出ひろ子『突然「失礼クリエイター」と呼ばれて』(きなこ出版)
この本は、一般の人のマナーにまつわる誤解を解き、マナー業界の信頼回復と今後の発展の一助になることを願い、本来のマナーのあり方をより多くの人に知ってもらい、皆さんがマナーでハッピーになるために記された書です。
本書は以下の8部構成からなっています。
1.令和の今、マナー業界に何が起こっているのか
2.炎上したトンデモマナーを振り返る
3.生存競争が激しいマナー業界
4.企業がマナー講師に期待する姿
5.メディアが演出するマナー講師の虚像
6.マナーなき暴挙が横行した社会現象
7.私がマナー講師を生涯の仕事に選んだ理由
8.マナーはだれのためのものなのか・・・本当のマナーとは
この本の冒頭で著者は、新しい失礼を創出し、そうならないために新しいマナーを提唱する人たちという意味で使われている「失礼クリエイター」という、マナー講師の別名(=蔑称)を紹介しています。
本書の前半では、「令和の今、マナー業界に何が起こっているのか」および「炎上したトンデモマナーを振り返る」について、以下のポイントを説明しています。
◆「失礼クリエイター」と呼ばれ謙虚に受けとめ
◆ いまだに続く「型」偏重のマナー講師の風潮
◆「マナー」に過剰反応するネットの人々
◆ マナーアレルギーが巷に蔓延
◆ インターネットで吹き荒れた炎上マナー
この本の中盤では、「生存競争が激しいマナー業界」「企業がマナー講師に期待する姿」「メディアが演出するマナー講師の虚像」および「マナーなき暴挙が横行した社会現象」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 日本のマナー講師は玉石混交
◆ 目立つために新種のマナーをつくるのは危険
◆ 時代とともに簡略化する企業のマナー研修
◆ 人には最初に覚えたことを正解と思い込む性質がある
◆ メディアが重要視するマナー講師
◆ テレビ番組に絡むスポンサーの意向
◆ 品性を問われる過激なSNSの書き込み
◆ 次々と登場するツールにマナーが追いつかない
◆ 社会は未来へのトライアル期間にある
本書の後半では、「私がマナー講師を生涯の仕事に選んだ理由」および「マナーはだれのためのものなのか・・・本当のマナーとは」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 憧れのマナー講師との出会いと秘書時代に学んだスキル
◆ イギリスでの日常生活がマナーの教科書
◆ マナーで世界を平和にしたい
◆ マナーの本質は型ではなく相手を思いやる心
◆ マナーの基本は素直に実践すること
この本の締めくくりとして著者は、「マナーは『選択の時代』に入りました。情報社会の今、何を信じればいいのかわからないときがあるかも知れません。心が折れそうになることもあるでしょう。」「そういうときに備えて、信頼できる友人、家族の存在はとても大きいものです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、マナーを土台に「健康」「美容」「経済」を生み出しよりよい人生を実現するウェルネスマナーという生き方を実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3253目】