書評ブログ

『成功する人ほどよく寝ている 最強の睡眠に変える食習慣』

「栄養をベースに睡眠を改善すると、不足しがちな栄養が満たされ、さまざまな体調不良の改善にもつながるのだ。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、1967年生まれ、金沢美術工芸大学卒業後、大手電機メーカーに入社し、家電製品の開発を担当、睡眠時間が4~5時間というハードな毎日を続ける中で体調を崩し、健康の大切さを痛感、2005年に栄養学の資格を取得、最新の睡眠学を学び、そこに栄養学を加えて独自の「睡眠改善メソッド」を構築、現在は栄養睡眠カウンセラーの育成を中心に活動している、栄養睡眠カウンセラー協会代表理事前野博之さんが書いた、こちらの書籍です。

 

前野博之『成功する人ほどよく寝ている 最強の睡眠に変える食習慣』(講談社+α 新書)

 

この本は、睡眠が不足すると心と体にどんな影響があり、睡眠の質が改善するとどんなメリットがあるのか?そして、あなたが睡眠の質を改善するため、すぐに実践できる「睡眠改善メソッド」を解説している書です。

 

 

本書は以下の8部構成から成っています。

 

1.なぜ、できる人は睡眠にこだわるのか

2.世界の一流大学が睡眠改善による脳へのメリットを解明

3.睡眠の悩み別対策「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」

4.「寝起きが辛い」「午後の睡魔」が消える食習慣

 

5.最強の食習慣で睡眠が変わる、人生が変わる

6.さらに脳を活性化させる睡眠の秘訣

7.働き盛りの落とし穴~睡眠と病気の知らぜらる関係

8.健康経営は攻めの戦略~十分な睡眠が画期的なアイデアを生む

 

この本の冒頭で著者は、「このメソッドを実践してもらえれば、早い人で数週間、かかっても2~3ヵ月後には午前中の重い体が噓のように軽くなり、午後の眠気もなくなって気力がみなぎり、仕事の効率が驚くほど上がっているはずだ。」と述べています。

 

 

本書の前半では、なぜ、できる人は睡眠にこだわるのか」および世界の一流大学が睡眠改善による脳へのメリットを解明」について、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 睡眠不足はうつ病の温床

◆「寝つきが悪い」に栄養が影響

◆「寝起きが辛い」の陰に副腎疲労

◆ 睡眠の3つのポイント:➀寝つきまでの時間、②深い眠りと浅い眠り、③深さの変化

◆ 睡眠不足は集中力、認知レベル、アンチエイジング、認知症に影響

 

 

この本の中盤では、睡眠の悩み別対策:寝つきが悪い、夜中に目が覚める」およ「寝起きが辛い、午後の睡魔が消える食習慣」について解説しています。主なポイントは次の通り。

 

◆ 偏食による睡眠ホルモン不足

◆ 緊張続く交感神経の過活動

◆ 脳が休息できないスマホ依存

◆ 体内時計を乱す人工の光

◆ 深部体温が下がらない冷え性

 

◆ メラトニン不足で浅い睡眠

◆ いびきによる酸素欠乏

◆ 負債が貯まり続ける睡眠不足

◆ 現代人に多い副腎疲労症候群

◆「午後の睡魔」を糖質制限で解消

 

 

本書の後半では、最強の食習慣で睡眠が変わる、人生が変わる」「さらに脳を活性化させる睡眠の秘訣」「働き盛りの落とし穴~睡眠と病気の知らぜらる関係」および健康経営は攻めの戦略~十分な睡眠が画期的なアイデアを生む」について考察しています。主なポイントは、以下の通りです。

 

◆ 現代日本人は新型栄養不足

◆ 肉食でもタンパク質が不足

◆ 意識せず摂りすぎていた砂糖

◆ ストレスが栄養素を消費する

 

◆ 睡眠は脳の成長に欠かせない

◆ 高齢者は基礎代謝の減少で睡眠時間が短くなる

◆ 5大疾病すべてに睡眠が影響

◆ 睡眠不足でうつのリスクが6倍

◆ 創造性と協調性を生み出す睡眠 

 

この本の締めくくりとして著者は、健康の3原則として、「栄養、運動、睡眠」が大切だと述べています。

 

 

貴方も本書を読んで、最強の睡眠に変える食習慣を学び、実践してみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3192日目】